漂う

全て 動詞
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  • 国にいたとき夢みていた大都会の渦巻は今自分を漂わせているのである。 森鴎外『青年』より引用
  • 実際、帽子ぼうし店を出られてせいせいしたという雰囲気ふんいきさえただよっていました。 ジョーンズ『ハウルの動く城01 魔法使いハウルと火の悪魔』より引用
  • 刀を含めた彼全体が一つの武器のような、そんな緊張感が漂っていた。 時雨沢恵一『キノの旅 第01巻』より引用
  • 多分に儀式化された、様式美さえ漂うものだったのではないだろうか。 竹内久美子『パラサイト日本人論 ウイルスがつくった日本のこころ』より引用
  • 世紀末的・デカダンスな雰囲気を漂わせる妖艶な女性の絵を得意とする。
  • その一幅の絵には、自然に親密さがただよっていて、間違いようがなかった。 フィッツジェラルド/大貫三郎訳『華麗なるギャツビー』より引用
  • 恐怖の一瞬、彼の身体は宙に浮き、あてもなく漂い出すような気がした。 ディック/仁賀克雄訳『人間狩り ―ディック短編集』より引用
  • 黒い甃と朱の建物が、明るい細雨に濡れて一種の美しさを漂わせていた。 宮本百合子『長崎の印象』より引用
  • 多くの人々のあらわな額の上には、重苦しそうな興奮の色が漂っていた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 秀麗たちが次に向かったのは、あちこちから良いにおいがただよう通りだった。 雪乃紗衣『彩雲国物語 外伝 2 藍より出でて青』より引用
  • 彼がただよわせている雰囲気はラムジーには理解するのがとても難しかった。 縞田理理『霧の日にはラノンが視える2』より引用
  • まぼろしのように漂う人間の若者のことを、その人間を放置しておく危険性を。 水野良『ロードス島戦記 外伝「ハイエルフの森 ディードリット物語」』より引用
  • 言われて部屋の中に視線を漂わせると、確かにさっきより暗く感じられる。 今野緒雪『マリア様がみてる 34 リトル ホラーズ』より引用
  • その動きにも、全身の傷の影 響が見られないほど優雅さが漂っている。 安井健太郎『ラグナロク 第01巻 黒き獣』より引用
  • この、徐々に人の生活の匂いがただよい始める風景の変化はいつ見ても面白おもしろい。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅲ』より引用
  • ところが今の彼は一種の凄みとも言うべき異様な気配を漂わせている。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第07巻 「コーラルの嵐」』より引用
  • 目つきも理知的ではあったが、どこか狡猾こうかつそうな雰囲気を漂わせていた。 ベニー松山『隣り合わせの灰と青春』より引用
  • 彼女はまたときどき思い出し笑いのようなものを顔の上に漂わせた。 堀辰雄『風立ちぬ』より引用
  • 黄昏とガスが水のうえに漂いはじめるころになって舟はくだりはじめた。 開高健『ロマネ・コンティ・一九三五年 六つの短篇小説』より引用
  • その中に包まれて立つてゐる者の心は、緑の光となつて四方へ漂うて行く。 吉江喬松『霧の旅』より引用
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