漂う小舟

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  • 自分の力で自分を制することができず、波にただよう小舟のようにその場その場の感情や気持に支配されて精神が散漫になり、少しもじっくりと落着くことができない。 ...
  • 自我とは心という危険な海に漂う小舟だ。 ...
  • 広大な海を漂う小舟のように、水面に揺れている。 ...
  • 佐智は自分が海に漂う小舟に乗っている、と思った。 ...
  • 二人は大海を漂う小舟の中に取り残された一対の男と女のように、官能の海を漂流した。 ...
  • その呼び名の如く、行方も知れず漂う小舟のような浮舟にも、ついに心の平安がもたらされたかに見えた。 ...
  • いくら深呼吸をして精神統一をはかろうにも力が抜け出してしまうし、ファンキーならずとも、波間に漂う小舟のごとく、あらぬほうへ歩き出しかねない。 ...
  • 蛾の羽ばたきやら波のうねりに漂う小舟を、ありあり眼前に彷彿すればラヴェルは満足だし、おのずと或る種の感動はそこに醸成されると信じたのかしれない。 ...
  • 海に漂う小舟のように。 ...
  • それは、どうんという地響じひびきとともに、にわかに床が、ぐっと上にもちあがると、たちまち部屋は、嵐の中に漂う小舟のように、ゆらゆらと、大ゆれにゆれはじめたのであった。 ...
  • 川縁には屋根より高いけやきの大木が立ちならび、その大枝に窓はいちめんにおおわれて、青葉どきには真昼でもうすぐらく、部屋そのものがさながら緑の波に漂う小舟でした。 ...
  • 大波に漂う小舟は、宙天に揺上ゆすりあげらるる時は、ただ波ばかり、白き黒き雲の一片をも見ず、奈落に揉落もみおとさるる時は、海底のいわの根なる藻の、あかあおきをさえ見ると言います。 ...