漂う

全て 動詞
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  • それぞれが自分ひとりの夢のなかを漂いはじめたような沈黙がつづいた。 柳美里『女学生の友』より引用
  • 後には白い糸のようなものが漂っていたが、それもすぐ消えてしまった。 山本弘『神は沈黙せず』より引用
  • 私は魂だけの存在になって時の中をただよいながら、あなたの人生を見たわ。 山本弘『サーラの冒険 Extra 死者の村の少女』より引用
  • 影の動きにはこの世のものとは思えないものうげなようすが漂っている。 ヨーヴィル『ドラッケンフェルズ』より引用
  • そうやってしばらく、移動する水の塊のすこしまえを一人だけで漂った。 ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』より引用
  • そしてやや滑稽な空気が漂っていたのを認めざるを得ないかも知れない。 大島亮吉『涸沢の岩小屋のある夜のこと』より引用
  • 突然、目の前に古い館が現れ、春の気配が周囲に漂っているではないか。 阿刀田高『空想列車(上)』より引用
  • たくさんの女たちの名前がベッドのまわりに陽炎かげろうのように漂いはじめた。 藤堂志津子『ジョーカー』より引用
  • そしてまた必ずその上には一羽か二羽の雲雀の聲が漂うてゐねばならぬ。 若山牧水『花二三』より引用
  • 熱病めいた異常なものまでが、その眼の光の中に漂っているようである。 中島敦『環礁』より引用
  • 何故だか分らなかったが、心が軽く空中に漂っているような心地だった。 豊島与志雄『金魚』より引用
  • 好きな相手に会うのならば、もう少し楽しげな気配が漂うのではないか。 東野圭吾『幻夜』より引用
  • だが、その後に剣呑けんのんな空気を漂わせた車を見つけては話が変わってくる。 雨木シュウスケ『レジェンド・オブ・レギオス 第02巻 イグナシス覚醒』より引用
  • 目をしっかりとじると、宙に漂い出た涙がゆっくりと下へ沈んでいった。 ヴィンジ『最果ての銀河船団(上)』より引用
  • 一人だけ緊張きんちょう感をただよわせる朝比奈さんが、とても不安そうな声でつぶやいた。 谷川流『涼宮ハルヒの暴走』より引用
  • まだ夏の火照りを残してはいたが、熱海には秋の気配が漂い始めていた。 小池真理子『雪ひらく』より引用
  • その度毎たびごとに君達は船との縁を絶たれて、水の中に漂わねばならなかった。 有島武郎『小さき者へ・生れ出づる悩み』より引用
  • シャンヴルリー街の事件はただ一片の雲のように記憶の中に漂っていた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • タブーの世界に漂うということの意味を、彼女はようやく理解したのだ。 神崎京介『禁忌』より引用
  • 目にはおびえているような色が漂い、ふっくらとした丸顔が強張っていた。 深谷忠記『横浜・修善寺0の交差 「修禅寺物語」殺人事件』より引用
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