済まない気持

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  • が、無理と知ってて、そういわなくては済まない気持であった。 子母沢寛『父子鷹 上巻』より引用
  • 島崎は肩の荷をおろした解放感よりも、典子に済まない気持のほうが大きかった。 阿部牧郎『オフィス街のエロス』より引用
  • 今になって考えれば、姉に済まない気持で、一杯である。 西村京太郎『危険な殺人者』より引用
  • 彼女は非常な我儘わがままをしたあとのような済まない気持になりながら、ペーヴメントの角に靴のかかとを立てて、逸作の近づいて来るのを待つつもりでいると、もう行き過ぎて見えなくなったと思った青年が、角の建物の陰から出て来てかの女にそっと立ち寄って来た。 岡本かの子『母子叙情』より引用
  • 忠夫がつかまって虚偽の告白をしたのは、やはり私に済まない気持があったのと、自分の恥をいいたくなかったからでしょう。 松本清張『証明』より引用
  • もよは牟礼家に来る前に、他の家に勤めていて気に入られていたのを、やよの懇請で別な理由を申し立ててこっちに来ているので、常に前の雇い主に済まない気持で、肩をすぼめるようにしている。 森茉莉『甘い蜜の部屋』より引用
  • 想い出せば、母親に済まない気持になるところだった。 織田作之助『青春の逆説』より引用