済まない気

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  • このまま栞子さんが母親と出かけたら、数日の旅行では済まない気がする。 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』より引用
  • お駒を自尊心のだしに使ったということが、済まない気がしていた。 織田作之助『青春の逆説』より引用
  • 済まない気がして、正勝にはできるだけのことはしてやりたいと思うのよ。 佐左木俊郎『恐怖城』より引用
  • 私の心は妙に狭すぎるような気がして、私は歌を歌わずには済まない気がした。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(上)』より引用
  • 豹一に済まない気がしたかどうかは、ここで述べる筋合のものでもあるまい。 織田作之助『青春の逆説』より引用
  • お幸はこの時ふと母の労力を無駄使むだづかひをさせたと云ふやうな済まない気のすることを覚えました。 与謝野晶子『月夜』より引用
  • 私はそのために一層柴田さんに済まない気がしたのでしたから、時間後に更にあやまらうとしました。 与謝野晶子『私の生ひ立ち』より引用
  • それに京へ来たら訪ねようという約束のしてある人もその近くへ上って来ているのですから、済まない気がしますから、そこへも行ってやります。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • そしてまた、そのような青春に背中を向けて今夜も一人で帰って行くだろう豹一に対しても、何か済まない気がするのだ。 織田作之助『青春の逆説』より引用
  • 私、理窟りくつでは一番あなたに済まない気がいたしますのよ。 武者小路実篤『愛慾・その妹』より引用
  • 聞き出せばすぐにその運びにしなければならないのを、怠っていることでも済まない気がする。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • それを見るとどう云うわけか、堀尾一等卒の心のうちには、何かに済まない気が起った。 芥川竜之介『将軍』より引用
  • なんだか源氏に済まない気がする。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • この三人の男の夢が託されている梅を、離婚の荷物と一緒に持ち帰るのは、三人の男に対して済まない気がするのだ。 もりたなるお『金星 相撲小説集』より引用
  • その憐れな自分の顔を熱心に見詰めたり、または不得意な自分のいう事を真面目まじめに筆記したりする青年に対して済まない気がした。 夏目漱石『道草』より引用
  • それを見るとどういう訣か、堀尾一等卒の心のうちには、何かに済まない気が起こった。 芥川龍之介『藪の中・将軍』より引用
  • と、思うと何か済まない気がした。 織田作之助『それでも私は行く』より引用
  • ただ心に済まない気がする。 宮本百合子『禰宜様宮田』より引用
  • 此の順で行くと此年は又去年の元日を読者に御覧に入れなければならん訳であるが、そうそう過去のまずい所ばかり吹聴ふいちょうするのは、如何いかにも現在の己に対して侮辱を加えるようで済まない気がするから故意わざと略した。 夏目漱石『元日』より引用
  • K・S氏の展覧会の会場の銀座のデパートで、あなたが人中の僕を見て階段の上にたたずんでいらっしゃったのを知り、僕が何故むす子さんの絵を買ったかを云わなければ済まない気がしまして、絶えて久しい手紙を書きました。 岡本かの子『母子叙情』より引用
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