済まないらしい
14 の例文
(0.00 秒)
-
でも、彼が何から何までこのブランドで統一しないと気が済まないらしいんです。
-
どうもこの男は、一音重ねて言わないと気が済まないらしい。しかし放火をしておいて、「なんで警察なんか」という言葉がなぜ出てくるのやら。
...
-
触れなくていいことに、好んで触れようとする男だ。嫌った相手には、どこまでも突っかか っていかないと気が済まないらしい。
...
-
大海は、ハンドルを握っている自分の腕と、ゴミを運ぶ弟の腕とを、見比べていた。トラックが通れさえすればいいのに、完璧にやり終えないと気が済まないらしい。
...
-
どうも彼女は、今すぐフォロンが起きて朝食の準備をしなければ気が済まないらしい。こうなるとコーティカルテはテコでも動かない。
...
-
-
自分で無事を確かめねば、気が済まないらしい。
-
常に本物じゃあないと気が済まないらしい。
-
今までこらえていた分がいっきに爆発したように、よくまあこんなに涙が出るものだと、感心するほど根気よく泣いていた。めったに泣かない子だけに、いったん泣き始めると、体の中の水分を全部涙にして出し尽くしてしまわないと気が済まないらしい。
...
-
中には裏地と同じ裂れで造った銀貨入れが入っている。モイラは指環をその銀貨入れの中に入れたので、指環は二重に護られたわけだが、モイラはそれでもまだ気が済まないらしく、そのハンドバッグを更に又、白い貂のマッフの中に押しこんでいた。モイラの稚い時のものだったこの白いマッフは、襟巻と揃いだったもので、毛並は緻密で柔かい。
...
-
アーヴは地球以来のCGS単位系を引き継いでいるが、なんでも母語になおさなければ気が済まないらしい。五セダージュはきっかり五〇〇〇キロメートルに相当する。
...
-
こうなると、彼が正直で、よく働く若い者であったという、普通ならば、賞めらるべき経歴まで、悪罵の種にほか、なろうともしなかった。甲が三つだけ彼を悪く云うと、乙は五つまで、丙は十までと、どんづまりまで悪いだらけにしなければ、気が済まないらしく見える。
...
-
「おねがいします」患者、ふりしぼるような声でいって、どてっと横倒しになり、あっけらかんと両脚を開いた。これは一種の露出狂なのか、婦人科の医者の許へはよくこのての女が来るときいたことがある、何も故障はないのに、月に一度内診台へ上り、見せつけなければ気が済まないらしく、「馬鹿馬鹿しいから、ひねくってやるんだ」と、医者がこぼしていた。カーテンこそ閉めたが、電気がついているから、かなり離れていても、少しうすい柔毛と、その下のぴったり閉じられた部分が、はっきり見える。
...
-
ワウもキャイアと同意見だと言う。剣士は自分は無関係と気楽に考えていたが、どうやら対岸の火事、高みの見物では済まないらしい。
...