済まないと思い

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  • 父には済まないと思ったが、澄江には憎悪ぞうおの感情しかいだいていなかった。 立原正秋『冬の旅』より引用
  • その前に、田毎さんには済まないと思い、この手紙を書くことにしました。 泡坂妻夫『折鶴』より引用
  • これまで手紙も書かず、電話もしないで、ちょっと済まないと思ってます。 野沢尚『龍時(リュウジ)01─02』より引用
  • 特に、部長さんや、紹介してくれた君には、本当に済まないと思っている。 辻内智貴『青空のルーレット』より引用
  • 私はただでさえ何とかしなければ、彼に済まないと思ったのです。 夏目漱石『こころ』より引用
  • それから留学生になっていて、学業が成らずに死んでは済まないと思う。 森鴎外『山椒大夫・高瀬舟』より引用
  • 武田は小柳には済まないと思ったが、引っ込みがつかなくなっていた。 高杉良『勇気凜々』より引用
  • 式の前後に仕事であたふたするのは、自分も嫌だし敬子にも済まないと思う。 半村良『不可触領域』より引用
  • 済まないと思いつつも、この身は深い感謝の念で満たされていた。 宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
  • あなたに済まないと思っていても口に出せないで、悩んでいるのよ。 福永武彦『海市』より引用
  • ちょっとは村の人に済まないと思ったらどうなのよ! 小野不由美『屍鬼(下)』より引用
  • 五十四郡の運命にかかわる大事の場合に自身だけの事に没頭していては済まないと思った。 志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』より引用
  • 火事見物をしていたお梅はこれはただでは済まないと思った。
  • 心中するとは知らず、その前夜、邪険に怒鳴って済まないと思っていた。 織田作之助『ひとりすまう』より引用
  • 寮へ来て、あの窓から私の家の二階を見ると、さすがに娘に済まないと思ったのでしょう。 野村胡堂『銭形平次捕物控 14』より引用
  • 阿難に済まないと思ったのは、過去の真実であるにすぎなかった。 久坂葉子『華々しき瞬間』より引用
  • このことは今になって済まないと思っている。 池波正太郎『おおげさがきらい (池波正太郎未刊行エッセイ集1)』より引用
  • 人の一度は必ずやってもらう葬式を、余だけはどうしても二へん執行しなければ済まないと思ったからである。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • 僕の方こそ民衆社に済まないと思っているんだから、原稿の方も、君の方で書けと云うならいつでも喜んで書く気なんだ。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 私が大統領を殺したことを済まないと思う。