清けい

12 の用例 (0.00 秒)
  • やはり、「妹が庭にも清けかりけり」という句が具体的で生きているからであろう。 斎藤茂吉『万葉秀歌』より引用
  • 中には薬品や分子構造を示す模型、ホルマリンに清けられた何かの内臓が並んでいた。 乙一『GOTH リストカット事件』より引用
  • きたるのみ、がふのみ、 雲しばしば、 らひつつ、動きつつ、 後さやけく。 北原白秋『新頌』より引用
  • 此歌で、「この月は」と、「妹が庭にも」との関係に疑う人があったため、古義のように、「妹が庭にもさやけかるらし」の意だろうというように解釈する説も出でたが、これは作者の位置を考えなかった錯誤さくごである。 斎藤茂吉『万葉秀歌』より引用
  • やはり旅人の作に、「昔見しきさの小河を今見ればいよよさやけくなりにけるかも」というのがある。 斎藤茂吉『万葉秀歌』より引用
  • 同じく旅人が、「昔見しきさの小河を今見ればいよいよさやけくなりにけるかも」という歌を作っていて効果をおさめているのは、旅人の歌調がおおむね直線的で太いからでもあろうか。 斎藤茂吉『万葉秀歌』より引用
  • たよは小柄で色白、丹花の唇にさやけき瞳、典雅と可憐かれんを併せ持つ娘であった。 池宮彰一郎『その日の吉良上野介』より引用
  • 春が來てふたたび村へ來るといつもながらの 清けき饗宴に時間たがはず參列して おのが健康とあたりの新大氣がしづかにめぐりあひ ふたたびかわかぬ喜びの海に生の焔をたのしみ あざやかなる勢ひとふくよかなる滿足に染まり あます處なき地球人としての歡喜の手を 生墻いけがきのやうにあをあをと身につなぐべく。 佐藤惣之助『季節の馬車』より引用
  • この一首は、剣太刀つるぎたちをばいよいよますますはげげ、既に神の御代から、さやかに武勲の名望を背負い立って来たその家柄であるぞ、というので、「さやけく」は清く明かにの意である。 斎藤茂吉『万葉秀歌』より引用
  • 深山に俗塵を離れて燎乱と咲く桜花が一片散り二片散り清けき谷の流れに浮かびて山をめぐり野を越え茫々たる平野に拡がる。 和辻哲郎『霊的本能主義』より引用
  • 教の花の【桜井愛子】 【中野祝子】の太祝詞【同】じく【作郎】青年も 巌の【上田】に参ゐ詣で各自気分も【由松】の |【前】さきがけし【田】るは十四夜の【稲】田を照らす月の影 風も清けき秋の末此一行廿二人 巻尾に記して証となす。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 02 20080623』より引用
  • 清けき見ればうべしらすらし。 久松潜一『万葉集入門』より引用