添わる

全て 動詞
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  • 油の乏しくなった燈明がジイジイいうかすかな音を立てて、部屋にはどこか寂しい影が添わって来た。 ...
  • 「手児」の如く、親の手児という意で、それに親しみの「な」のわったものと云われている。 ...
  • くりや建増たてましになってから、三つ続きの大きな竈もその方へ移されて、別に改良した煉瓦の竈も添わっている。 ...
  • 八六の「恋ひつつあらずは」は、「恋ひつつあらず」に、詠歎の「は」の添わったもので、「恋ひつつあらずして」といって、それに満足せずに先きの希求をこめた云い方である。
  • 人はあの冷たく滑かなものを口中にふくむ時、あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって舌の先で融けるのを感じ、ほんとうはそう旨くない羊羹でも、味に異様な深みが添わるように思う。 ...
  • これより神の御山なりと思う心に、日の光だに漏らぬ樹蔭の涼しささえ打添わりて、おのずから身も引きしまるようにおぼゆ。 ...
  • 「死なむよ」は、「死なむ」に詠歎の助詞「よ」の添わったもので、「死にましょう」となるのであるが、この詠歎の助詞は、特別の響を持ち、女が男に愬える言葉としては、甘くて女の声そのままを聞くようなところがある。 ...
  • 実家さとに戻ったばかりには、恋にやつれて、正真の病人らしく見えるまでに、やつれ衰えても見えた浪路、雪之丞と、かたく誓いをかわしたと信じ切った今は、頬のいろも生き生きと、瞳には、きらめかしい輝きがわって、唇の艶は、まるで、春の花のようだ。 ...
  • 袈裟けさ、僧帽、くつ剃刀かみそり、一々ともに備わりて、銀十じょう添わりぬ。 ...