深い吐息

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  • 「もう手のつけようがないよ」疲れ切った深い吐息と一緒に彼は言った。 ダイン/鈴木幸夫訳『僧正(ビショップ)殺人事件』より引用
  • 美咲は深い吐息をついて、机に開いた数学の参考書に視線を落とした。 白井英『妖魔夜行 月に濡れた刃』より引用
  • ほっと深い吐息をつくと、玲子は力のないまなざしで自分の腕を見た。 つかこうへい『愛人刑事』より引用
  • ヒーッ、というような深い吐息をして、内田はぎょろ眼から涙を流した。 阿佐田哲也『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝2』より引用
  • 深い吐息をついた玉子の、憂いを含んだまなざしが初之助の上にもどった。 三浦綾子『細川ガラシャ夫人』より引用
  • ゆったりと広い湯舟に肩まで身を沈め、藍子は満足の深い吐息をついた。 皆川博子『聖女の島』より引用
  • 問いかけた瞬間、有彦は眉を寄せ、諦めをあらわにした深い吐息をつく。 奈須きのこ『歌月十夜 40 遙か彼方の――』より引用
  • 彼女は野々山の肩にのけぞった頭をもたせかけて、深い吐息をもらした。 勝目梓『夜のエージェント』より引用
  • そのまま数秒、なにをか思ってから、深い吐息といきのように言った。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第10巻』より引用
  • 深い吐息がつづけさまに出て、そのあいだに普通の呼吸をするいとまを与えないほどでした。 エミリー・ブロンテ/田中西二郎訳『嵐が丘』より引用
  • そこで大国常立大神おほくにとこたちのおほかみ非常ひじやういきどほりたまうて、ふか吐息といきをおはきになつた。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 01 20080623』より引用
  • やがてふとんに人の体が横たわり、深い吐息をつく音がきこえた。 吉村昭『羆』より引用
  • ときどき水を飲む音や、深い吐息をつく気配が聞えた。 開高健『青い月曜日』より引用
  • 彼女は深い吐息をもらしたが、もうクーパーから目をそらさなかった。 ジョン・ヴァーリイ『ブルー・シャンペン』より引用
  • 太郎左衛門は、沈痛な態度で、わが娘へ視線を向け、深い吐息をした。 柴田錬三郎『決闘者 宮本武蔵(下)』より引用
  • 私が最初に深い吐息をついて顔をあげた瞬間、実際に時計がとまっていたかどうか、それは知らない。 ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(下)』より引用
  • と言ったが、藤蔵は又左衛門にそう言われてやっと気が楽になったらしく、深い吐息の音を立てた。 藤沢周平『風の果て(上)』より引用
  • 伏せた視線の向こう側に、五月は深い吐息を聞いた。 中井拓志『アリス Alice in the right hemisphere』より引用
  • ダイアナはえぞまつおかの下から校舎を見上げて、深く吐息といきした。 モンゴメリ/中村佐喜子訳『赤毛のアン』より引用
  • 私は心の底にたまっていたものを深い吐息に混えて吐き出した。 光瀬龍『東キャナル文書』より引用
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