淮戦
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また、『元史』嚢加歹伝によると江南軍の都元帥・ナンギャダイ率いる戦艦群は、「未だ至らずして帰った」とだけあり台風の被害は確認されない。東路軍の管軍万戸・イェスダル率いる江淮戦艦数百艘も台風の被害を受けず、後に全軍撤退した。イェスダルは、その功績により帰還後、クビライから恩賞を与えられている。
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ただし、後述のように、江淮戦艦数百艘や諸将によっては台風の被害を免れており、また、東路軍の高麗船900艘の台風による損害も軽微であったことから『癸辛雑識』の残存艦船200隻というのは誇張である可能性もある。
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