淡い

全て 形容詞
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  • ぼくらが駅へ馬車を走らせたときには、頭上に淡青の夏空が笑っていた。 マン/佐藤晃一訳『トーマス・マン短編集1』より引用
  • 淡い月が前方に出ていたが、それがいつの間にか左の方に移動している。 吉村昭『一家の主』より引用
  • 家族は、かれの収入で生活しているが、かれの存在は空気のように淡い。 吉村昭『一家の主』より引用
  • それらのためにグロタンディークによる淡中圏の理論が構成されている。
  • 彼が近寄りがたく見えるのはきっとあの氷のように淡い色の瞳のせいだわ。 縞田理理『霧の日にはラノンが視える3』より引用
  • しかし、ごく厚い層になつてゐるとその淡い色が眼に見えるやうになる。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • けれども光はあわく白くいたく、いつまでたっても夜にならないようでした。 宮沢賢治『マグノリアの木』より引用
  • 淡くはかない影と見えるもののより真実の姿はいかにして捉え得るだろうか? ホーガン『ガニメデの優しい巨人』より引用
  • 複眼の周りに黒い模様があり、その上には眉のように淡褐色の帯が入る。
  • 数日後、私は寺内病院の淡黄色の瀟洒しようしやな建物の前でバスから降りました。 吉田知子『無明長夜』より引用
  • いま自分たちは海の波の上にいるのだという自覚すら淡くなっていく。 片岡義男『波乗りの島』より引用
  • 目を凝らすと枯れかけた夏草の間から、淡く煙が上っているのが見える。 篠田節子『レクイエム』より引用
  • 海のあなたの岬には午前の淡い日影を受けた一部落の屋根が連つて居る。 木下杢太郎『海郷風物記』より引用
  • 花の色は淡黄からやや白に近く、濃紫色の模様を花びらの中心につける。
  • 布には古代語が書き記してあり、全身からは淡い金色の光を放っている。 安田均×下村家惠子『ソード・ワールド・ノベル 死せる神の島(上)』より引用
  • お葉の眼には淡い幕がかゝったやうに、すべての物がはっきりと見えない。 素木しづ『青白き夢』より引用
  • 次第に半蔵らは淡い雪の溶け流れている街道を踏んで行くようになった。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 色がないと言っていいほどに淡い彼女の瞳が、月の光を受けていた。 片岡義男『波乗りの島』より引用
  • 星が夜明け前の空に淡く光り、そしてすべてがまだ眠りのなかにあった。 辻邦生『北の岬』より引用
  • まるで歳三の来るのを待っていたかのように、淡く化粧けわいをしていた。 司馬遼太郎『燃えよ剣 02 (下)』より引用
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