涙脆い

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  • つまり藤巻という男はドンと呼ばれる一方で、涙脆い男であったともいえる。
  • そんな理屈までは思い及ばぬにしても、お葉は気の強いと共に涙もろい女であった。 岡本綺堂『飛騨の怪談』より引用
  • 涙脆なみだもろいという意味だったかもしれないが。 森博嗣『G 04 εに誓って (講談社ノベルス)txt形式』より引用
  • 例の涙脆い作者は何に感じてか船室で泣き出した、さうすると可哀らしい女ボオイが来て肩を撫でてくれた。 平野万里『晶子鑑賞』より引用
  • 内気でそして涙もろく、ある時羊が一匹むれに離れて彷徨さまよっているのを見て不便ふびんがって泣いたりした。 寺田寅彦『レーリー卿(Lord Rayleigh)』より引用
  • トム譲りの感動屋で極めて涙脆く、人情話を聞かされると感動して涙を流してしまう。
  • だから涙脆い人間は、善人よりも悪人の方に多いのである。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 涙脆く、イベントやラジオ、出演した作品の打ち上げで涙している姿が数多くの共演者等に目撃・報告されている。
  • マシンガンを乱射する癖があるが情に厚く涙脆い一面を持ち合わせ、試合中に感動したりすることもある。
  • 私は小さいときからものの嬉しさかなしさも早くわかり、涙もろかった。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • もし強ひて申上げると致しましたら、それはあの強情な老爺おやぢが、何故なぜか妙に涙脆くなつて、人のゐない所では時々獨りで泣いてゐたと云ふ御話位なものでございませう。 芥川竜之介『地獄変』より引用
  • もろい女客などは、朝夕したしんだ宿の女どもといい知れぬ名残の惜まれて、馬車の窓からいくたびか見送りつつ揺られて行くのもあった。 岡本綺堂『秋の修善寺』より引用
  • もし強ひて申し上げると致しましたら、それはあの強情な老爺おやぢが、何故なぜか妙に涙もろくなつて、人のゐない所では時々独りで泣いてゐたと云ふ御話位なものでございませう。 芥川竜之介『地獄変』より引用
  • ある時には極端に涙脆なみだもろく、ある時には極端に残虐だった。 有島武郎『或る女』より引用
  • わたし達は、 今病気が直ったようで、なんだかい心持で、 そして涙脆くなって来ましたわ。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • 故郷の話はあのホロですら涙脆なみだもろくする。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅵ』より引用
  • 父親が馬の年なら彼女はきっと牛で、彼は気の荒い駄々ッなかわりに人情っぽい人のよさがあり、彼女は何かと人の世話を焼きたがる一面、女らしい涙もろさはなく、多勢の子供だから一人や二人は死んでも、生きるためにはしかたがないといったふうだった。 徳田秋声『縮図』より引用
  • 畢竟、自分の周囲を取り巻いて居る情調に対して、最も感覚の鋭敏な者が、涙脆いと云う事になるのだ。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 非常に涙脆い性格で、何かと感動したりもらい泣きする度に黒いススを吐き出し、回りの者たちを真っ黒にさせてしまう。
  • 温厚で生真面目な性格であり、正義感と責任感が強く素直であるが頑固でもあり、お人好しで涙脆い。
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