涙ぐましい

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  • その席がわざわざ自分のために設けられたということで涙ぐましくなる。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • その小さいお姫様をよく育ててと、御熱心なのは涙ぐましいようでした。 小金井喜美子『鴎外の思い出』より引用
  • そしておれの心は、すべての人々を愛することによつて涙ぐましくなる。 萩原朔太郎『月に吠える』より引用
  • 二人ふたりは寒さのためにほおをまっにして、目を少し涙ぐましていた。 有島武郎『或る女』より引用
  • その云い方がしんみりして嘘のようでないから涙ぐましい気もちになった。 田中貢太郎『萌黄色の茎』より引用
  • 二人は恋の極致にでも達したやうな涙ぐましさを感ぜずにはゐられなかつた。 田山録弥『アンナ、パブロオナ』より引用
  • 涙ぐましいくらいな情思をかくありありと彼が見せたことはなかった。 吉川英治『鳴門秘帖』より引用
  • 彼はなみだぐましい努力を続けて、最近やっと本物のスバルを手に入れたのだ。 高木彬光『幽霊西へ行く』より引用
  • そう言ってやりたいほど、摂家の姫へ対して涙ぐましい気持になっていた。 堀和久『春日局』より引用
  • そうした父の姿が、阮東の涙ぐましい気持を、急に深くかきたてました。 豊島与志雄『三つの悲憤』より引用
  • その海カタツムリはなみだぐましいほどわたしたちによくくしてくれました。 ロフティング『ドリトル先生物語05巻 ドリトル先生の動物園』より引用
  • その大部分が大身よりも小身の者に多いのは涙ぐましく感じられたことだった。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 二人は寒さのために頬を真紅まつかにして、眼を少し涙ぐましていた。 有島武郎『或る女』より引用
  • 耕吉は叔父の厚意に感激して、酔って涙ぐましい眼つきをして言った。 葛西善蔵『贋物』より引用
  • それは一種崇高といつてもいい涙ぐましいほどの努め方をして始めて可能なのである。 草野天平『詩人といふ者』より引用
  • 江葉はそれでも涙ぐましい努力をしていたようである。 酒見賢一『後宮小説』より引用
  • 彼女は父のことを考えるたびに、歩きながらでもときどき涙ぐましくなることがあった。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 中には一つが数十万円という、涙ぐましくも高価なものまである。 宮田親平『ハゲ、インポテンス、アルツハイマーの薬』より引用
  • 女の身で革命運動にとびこんでくるのは、それだけで涙ぐましい感心な行為だからな。 武田泰淳『快楽』より引用
  • それにしても彼が倒れた時の、加藤と中村との献身ぶりは実に涙ぐましかった。 福永武彦『第三随筆集 枕頭の書』より引用
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涙ぐましい の使われ方