浸す

全て 動詞
354 の用例 (0.01 秒)
  • 土を使わないで、植物の根を水に浸す方法で行う栽培を水耕栽培と言う。
  • 実は何もなかったのではないか、という奇妙な感覚が静かに心を浸した。 日野啓三『あの夕陽』より引用
  • 内藤は試合が近づくにつれて少しずつ恐怖に浸されるようになっていた。 沢木耕太郎『一瞬の夏』より引用
  • 水に一晩浸したもち米をつき、ほかの材料を加えて混ぜて作られている。
  • 古代ローマの軍隊では蜂蜜に浸した包帯を使って傷の治療を行っていた。
  • もちろん、二度目は灰皿を流しに移動し、水を浸して念には念を入れた。 奥田英朗『イン・ザ・プール』より引用
  • 彼は伝説と信仰とのそういう世界に、身を浸さないではおれなかった。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • それを想像すれば、弘三は自分が自分を超えるような恍惚こうこつ感に浸された。 岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』より引用
  • 一瞬この世のものとは遠いあやしく美しい光に浸されているようにも見えた。 和田はつ子『虫送り』より引用
  • 人々が道を開き、正面に大きく真暗闇が見え、冷たい空気が浸してきた。 小川国夫『逸民』より引用
  • 間違いなく、自分達二人が主役を務めたのだという心地よさに浸された。 難波利三『小説吉本興業』より引用
  • 膝下までを冷たい川の水に浸したまま、おれは呆然と空を見上げていた。 万城目学『鹿男あをによし』より引用
  • 彼女は初めて知った思いの余韻に浸されながら心のなかでつぶやいた。 バークレー『愛のサマーヴィル1 夢見た騎士』より引用
  • その破片で切ったらしく手首から血が流れて、あたりを赤く浸していた。 近藤史恵『凍える島』より引用
  • 水野の身に何かあったのではないかという不安に浸されていたのだ。 和田はつ子『薬師』より引用
  • 谷川がへびのようにあらわれては道を横切り、あるいは道を浸して流れる。 城山三郎『逃亡者』より引用
  • 天からのふたつの光が雪にふれたとたん、小屋は淡い青の光に浸された。 エディングス『マロリオン物語10 宿命の戦い』より引用
  • いま、全身を浸すべき感慨は、この美しい若者の何処にも感じられない。 菊地秀行『吸血鬼ハンター17a D-白魔山 上』より引用
  • 彼は頭から爪先まで仕事の実体性という観念に浸されていたのである。 寺田寅彦『宇宙の始まり』より引用
  • 二人のあらゆる行為と思想とを浸し、一瞬も二人から離れなかった。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
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