海に落ちこむ

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  • 狂暴さと無謀さが度をますにつれ、海に落ちこむものの数もふえていった。 ラヴクラフト全集6『09 「未知なるカダスを夢に求めて」』より引用
  • そこは佐津の区域だが、山の斜面がそのまま海に落ちこんだ岩石ばかりの海岸だった。 松本清張『黒の様式』より引用
  • 伊豆の地塊がバッサリとそこで海に落ちこんでいる。 半村良『炎の陰画』より引用
  • ドーレムの巨大な体がゆっくりと羊水の海に落ちこむ。 大野木寛『ラーゼフォン第01巻』より引用
  • 視界を閉ざす樹木の一本もないひろびろとした芝生の庭は、行く手で目をさえぎる塀もないまま崖となって海に落ちこんでいる。 篠田真由美『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』より引用
  • そしてぐったりしたイリヤの躯が海に落ちこむのを見て、すぐにあれこれ思案をはじめた。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『15 スラッシュ株式会社』より引用
  • 島と岬とが入りまじり、それは瀬戸内海の風景にも似ていたが、岬は海に落ちこんだ岩山の断崖であった。 松本清張『空の城』より引用
  • 水平線が丸く見えるかに広がった南国の海はひときわ青く、濃い緑をのせたまま海に落ちこむ岬と入りくんだ湾の眺めは土讃本線の車窓の見所の一つである。 宮脇俊三『汽車旅12カ月』より引用
  • わたしはつとめて眼下に広がる谷間や小さな石造りの町や農場を眺め、絶壁となって海に落ちこんでいる山の連なりをふりかえって見た。 ヘミングウェー/永井淳訳『危険な夏』より引用
  • 彼女の指が差したのは、逗子の入江のちょうど対岸、小坪こつぼとつたりが海に落ちこむ、きりたった先端だった。 矢作俊彦『リンゴォ・キッドの休日』より引用
  • グロッグ酒は、それを飲んどきさえすりゃ、たとえ海に落ちこんでもラマンチエの海峡を泳ぎきれるくらい強いんじゃないといかん。 ハシェク/辻恒彦訳『良き兵士シュベイク(上)』より引用
  • 私たちも五万分の一の地図を買い求め、仔細に検討して、大発見をめざして駆けずり回ったが、このバーリングギャップの辺りは残念なことに南に向って丘陵はむしろ軽い登りになり、そして突然白亜の断崖で海に落ちこむという地形になっているので「一望のもとに英仏海峡を見渡す」わけにはなかなかいかない。 河村幹夫『われらロンドン・シャーロッキアン』より引用