浮き浮きした調子

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  • お銀はその人たちのなかへ交って、浮き浮きした調子で花を引いた。 徳田秋声『黴』より引用
  • それでもどこか浮き浮きした調子で、箪笥の滑らかな化粧板を撫ぜていった。 坂東眞砂子『夢の封印』より引用
  • 浮き浮きした調子で口にしたのは、光國の伯父おじ尾張おわり徳川義直よしなおである。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • 目を細めて煙の行方を見守りながら、やはり妙に浮き浮きした調子で喋り出した。 夏樹静子『紅い陽炎』より引用
  • 「お隣り同志ですね」と彼はなにやら特別浮き浮きした調子で言葉をついだ。 ドストエフスキー/北垣信行訳『罪と罰(中)』より引用
  • 声はかすれ加減だが浮き浮きした調子で、なかなか悪くなかった。 フーリック/大室幹雄訳『中国迷路殺人事件』より引用
  • リリスはひどくはしゃいだように、浮き浮きした調子でいった。 鮎川哲也『りら荘事件』より引用
  • お銀は浮き浮きした調子で、飲みつけないたばこを吸いつけて笹村の口に当てがいなどした。 徳田秋声『黴』より引用
  • 「あの構えで電話があるように見えますかね」と答えた岡田の顔には、ただ機嫌きげんの好い浮き浮きした調子ばかり見えた。 夏目漱石『行人』より引用
  • 内容とは違い、浮き浮きした調子がある。 菊地秀行『吸血鬼ハンター15 D-魔戦抄』より引用
  • 「あのかまえで電話があるように見えますかね」と答えた岡田の顔には、ただ機嫌きげんい浮き浮きした調子ばかり見えた。 夏目漱石『行人』より引用
  • 今も貴久子のグラスに酒を充たしてやりながら、自分の不実を詫びたつもりのことばが、つい浮き浮きした調子になってしまった。 森村誠一『密閉山脈』より引用
  • そんな時はうれしさで日頃の節度をなくした飯尾さんが妙に浮き浮きした調子で紀久子や女中たちへ冗談を云いかけた。 矢田津世子『父』より引用
  • 浮き浮きした調子を崩さぬようにしやべり続ける美夜に合わせて、私もまた、浮き浮きした合いの手を入れてやる。 小池真理子『狂王の庭』より引用
  • 置物などを飾っている浅井を振りかえって、お増はうれしそうに浮き浮きした調子で言いかけた。 徳田秋声『爛』より引用
  • 嘘でもいい、芝居でもいいから、明るい笑顔で帰って来て、青爾との心躍るひとときを浮き浮きした調子で報告してくれれば、とどれほど願ったことか。 小池真理子『狂王の庭』より引用
  • 志津はき浮きした調子で言った。 赤川次郎『いつか誰かが殺される』より引用
  • というのはエイダが十一時に席を立とうとしますと、スキムポールさんがピアノのそばへいって、浮き浮きした調子で、ぼくらの毎日を長くするいともよい道は、しばしの時を夜から盗むことだ、いとしい人よ! ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(1)』より引用
  • 貧相な署長は浮き浮きした調子で言った。 小林信彦『神野推理氏の華麗な冒険』より引用
  • と、金井は浮き浮きした調子で言った。 小林信彦『夢の砦』より引用
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