浮き浮き

全て 名詞
606 の用例 (0.01 秒)
  • 今日は全く健康な感じで、休日らしい浮き浮きした気分だったのである。 チェーホフ/小笠原豊樹訳『チェーホフ短編集「決闘」』より引用
  • 実際彼が見舞みまいに行くたびに、妻は浮き浮きした心持でその男のうわさをした。 志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』より引用
  • 浮き浮きした気持になったのはいっぱいの酒のせいかとも思った。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • 徐々に道づけられて浮き浮きとなって来た気分が一時に爆発したのであった。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
  • さっきのふるえ声が、ふだんのとおりの浮き浮きした声にもどっていた。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • 渋谷へ着いても、その奇妙に浮き浮きとした気分は去っていなかった。 半村良『獣人伝説』より引用
  • けれども、シューホフは、運のよかった一日に浮き浮きした気分である。 ソルジェニツィン/小笠原豊樹訳『イワン・デニソビッチの一日』より引用
  • 第三街の日本人までがライラックやミモザの花をつけて浮き浮きしていた。 久生十蘭『復活祭』より引用
  • この「ええじゃないか」が村の年寄りや女子供までを浮き浮きとさせた。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 浮き浮きと歩いて行く女たちの耳には、まるで入らないようである。 平岩弓枝『御宿かわせみ 12 夜鴉(よがらす)おきん』より引用
  • 今度こそ自分だけの世界をつくれるつもりで浮き浮きしていたことでしょう。 色川武大『離婚』より引用
  • 福島に来て、浮き浮きとしていた毎日が嘘のように消えていった。 沖藤典子『転勤族の妻たち』より引用
  • 私は自分が浮き浮きとたくさんの花の名をかぞえあげたことに腹を立てていた。 太宰治『めくら草紙』より引用
  • その浮き浮きした様子が、僕にはがまんがならないのはどうしたことなのか。 小島信夫『アメリカン・スクール』より引用
  • 心は浮き浮きしていて、家の中がひっそりと寂しいのも気にならなかった。 福永武彦『忘却の河』より引用
  • お銀はその人たちのなかへ交って、浮き浮きした調子で花を引いた。 徳田秋声『黴』より引用
  • 大志がとても喜んでくれたので、僕もいつになく浮き浮きした気分になった。 月村奎『レジーデージー』より引用
  • 何しろ行き先は昔住んだ強味があるから、電話口で私も浮き浮きしている。 上坂冬子『おんなの一人旅』より引用
  • 十津川は、自分でもおかしいほど、気分が浮き浮きしているのを感じていた。 西村京太郎『急行もがみ殺人事件』より引用
  • 私は事件のいとぐちがいよいよハッキリと付いて来たので急に気が浮き浮きして来た。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • 次へ »