浮かす

全て 動詞
225 の用例 (0.00 秒)
  • 時ならぬ機銃音にシートに着いていた四人が腰を浮かしたところだった。 高千穂遙『クラッシャージョウシリーズ02 撃滅!宇宙海賊の罠』より引用
  • 朱柄あかえ槍先やりさきをつかんでいた呂宋兵衛も、それにつれてからだをかした。 吉川英治『神州天馬侠(三)』より引用
  • スミスは眼にもとまらぬ早さで椅子から身体を浮かすと銃に手をおいた。 ムーア『大宇宙の魔女―ノースウェスト・スミス』より引用
  • それまで二人の会話を聞いていたプジャが、急に座席から腰を浮かした。 山本弘『妖魔夜行 戦慄のミレニアム(上)』より引用
  • いつまでそうしていても限りが無く、私は腰を浮かして別れを告げた。 高井有一『立原正秋』より引用
  • 黒服は腰を浮かすとコンパートメントの窓下に設置された棚を開けた。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 08 九州撤退戦・上』より引用
  • 私は坐ったまま腰を浮かした時の落付かない気分で、又三四日を過ごした。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 腰を浮かしかけると、なにものかの手が伸びて森の頭を地面に押しつけた。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 04 5121小隊 熊本城決戦』より引用
  • あとは茫然ぼうぜんと腰を浮かした課長と五人の事務員、それに警官が残った。 大藪春彦『野獣死すべし』より引用
  • 女たちは悲鳴をあげ、男たちの何人かは座席から腰を浮かしかけた。 山田正紀『贋作ゲーム』より引用
  • 何週間かのあいだ、私たちはその庭をめぐって、熱に浮かされつづけた。 須賀敦子『遠い朝の本たち』より引用
  • と言ひつけながら、おかみが座蒲団を当てがひやすいやうに腰を浮かす。 丸谷才一『女ざかり』より引用
  • 腰に手を当て、顎のラインを浮かしながら冗談交じりの口調で翼に返した。 山田悠介『リアル鬼ごっこ』より引用
  • 土器屋もその出張旅行で時間を浮かして、女と遊んでいた様子なのです。 森村誠一『腐蝕の構造』より引用
  • 指揮を執るために中軍に位置していた大牙は、馬の上で腰を浮かした。 井上祐美子『五王戦国志8 天壌篇』より引用
  • 熱に浮かされながら、時々呼ぶので、三千子は帰ることも出来なかった。 川端康成『乙女の港』より引用
  • 伊三次は腰を浮かして膳の前から離れ、後ろの壁に背中をぴたりと寄せた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 黒く塗れ』より引用
  • そして少女はからだを左右にゆさぶり腰を浮かして坂道をのぼっていく。 柳美里『フルハウス』より引用
  • 幼児のやうな柔軟さをもつた彼は、足を浮かすやうにして私について来た。 徳田秋声『和解』より引用
  • 一同腰を浮かしたが、聞えてきたのは作造老人ののんびりした声であった。 向田邦子『あ・うん』より引用
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