浅草の奥山

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  • 僕の子供の頃の浅草の奥山の有様を考えると、しばらくの間に変ったものです。 淡島寒月『諸国の玩具』より引用
  • しかも、目ざしたところは浅草の奥山のたった一軒しかない玉ころがし屋です。 佐々木味津三『右門捕物帖』より引用
  • 浅草の奥山で居合抜きなんぞを見世物にしている芸人がいると東吾はいった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 12 夜鴉(よがらす)おきん』より引用
  • 浅草の奥山、上野の森、その他の公園の木といわず石といわず、若い人々の眼じるしにされて飽きている。 夢野久作『東京人の堕落時代』より引用
  • 浅草の奥山一帯をとりしきるのは、町火消を組の頭、新門辰五郎たつごろうである。 皆川博子『恋紅』より引用
  • 浅草の奥山へ出るのんは、目吉のこさえた生き人形の化け物や。 横溝正史『人形佐七捕物帳 07』より引用
  • 高橋又十郎は、平吉へいきちの案内で、浅草の奥山裏にある茶屋〔玉の尾〕へ出かけた。 池波正太郎『剣客商売 13 波紋』より引用
  • 浅草の奥山に出ていたようですが、この頃は料理屋なんぞから声がかかって、けっこう稼いでいるようです。 平岩弓枝『御宿かわせみ 12 夜鴉(よがらす)おきん』より引用
  • お作は浅草の奥山の茶店に出ているが、そのほかに内々で旦那取りをしているとかいうので、近所の評判は余りよくなかった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 又数年の後、古賀が浅草の奥山で、唐桟とうざんづくめの頬のこけたすごい顔の男に逢った。 森鴎外『ヰタ・セクスアリス』より引用
  • 十一月に入って、また芳三にねだると、三人兄弟の芝居は浅草の奥山に移ったそうだと芳三は言った。 皆川博子『恋紅』より引用
  • 浅草の奥山で鴉を使って曲芸をみせていた彦三の娘だと、女中頭のお吉は、ちゃんと当人からきき出していた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 04 山茶花(さざんか)は見た』より引用
  • この頃誠太郎はしきりに玉乗りの稽古けいこをしたがっているが、それは、全くこの間浅草の奥山へ一所に連れて行った結果である。 夏目漱石『それから』より引用
  • 浅草の奥山へ来ると、その辺の矢場は元より、往来で商いをしている香具師やしなどがみんなお辞儀をする。 子母沢寛『父子鷹 下巻』より引用
  • 編笠をかりるに銭百文を出してかり、帰路にこれをかへせば六十四文返せしといふこと、浅草の奥山にみせを張りし泥鰌太夫のいひし話なりき。
  • 此頃誠太郎はしきりに玉乗りの稽古をしたがつてゐるが、それは、全く此間このあひだ浅草の奥山おくやまへ一所にれてつた結果である。 夏目漱石『それから』より引用
  • 自分でも、昔、浅草の奥山にあった見世物小屋の幽霊屋敷の呼び込みのようだと気がさしたが、このときばかりは女たちの間にざわめきが起り、互いに顔を見合わせたり、尻ごみするような様子を見せたが、地下の「恐怖室」に降りるのを中止する者は一人もなかった。 松本清張『黒の回廊』より引用
  • 浅草の奥山で二刻ふたとき余りも矢場で遊んだ帰りだった。 藤沢周平『暁のひかり』より引用
  • 銀座も新橋に近くなるにつれて、まるで浅草の奥山のようだ、とは兵四郎の評だが、裏通りのほうにまわると、これは魔窟まくつとしかいいようがない。 山田風太郎『警視庁草紙(上)』より引用
  • 江戸の夏は、浅草の奥山や、諸方の神社の境内などに、きまって女子供相手のお化け屋敷の見世物が出た。 平岩弓枝『御宿かわせみ 08 白萩屋敷の月』より引用
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