浅ぐろい

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  • 佐川の浅ぐろい顔は別にたじろいだ風も見せず、むっつりと眼を伏せている。 田久保英夫『深い河』より引用
  • 外側の事務室に、派手な服装をして色の浅ぐろい、脂ぎった顔の男が待っていた。 ハメット/宇野利泰訳『マルタの鷹』より引用
  • やがて自動車は、小屋の前に止り、中から出てきたのは、色の浅ぐろい飛行士のような男だった。 海野十三『月世界探険記』より引用
  • その素頭も毎日るわけではないから浅ぐろく伸びていた。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 今為朝いまためともといわれたのはどんな人物かと見ると、たけたかく、色浅ぐろい二十四、五さい武士ぶしである。 吉川英治『神州天馬侠(一)』より引用
  • ほどなくしてあらわれたのは、色浅ぐろく長身の友人をつれたウェーバリーだった。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『16 コンピューター戦争』より引用
  • 主婦はそう言っておどおどしている女客の浅ぐろい顔を見たが、妙に浅ぐろいために何か可憐な可愛かわいげのある顔つきであった。 室生犀星『三階の家』より引用
  • いかにも薩摩女らしい、色の浅ぐろいたくましい躯つきの女であった。 池波正太郎『人斬り半次郎 幕末編』より引用
  • 骨の浮いた、浅ぐろい細い躰の汗は、まだ引いていない。 池波正太郎『剣客商売 10 春の嵐』より引用
  • 江戸の女の浅ぐろい肌になれた新八にとって、京の女の肌の白さは感嘆してやまぬものであったが、わけても小常の肌のいろというものは、新八は、そう思っている。 池波正太郎『幕末新選組』より引用
  • くびは顔色の浅ぐろいのに似合わず、白く、静かな肥りを小ぢんまりと伸べていた。 室生犀星『三階の家』より引用
  • レキシントン夫人というのが名前だが、彼女は小柄で浅ぐろい無口な女で、うたぐりぶかそうな横目を使う女だった。 ドイル『ノーウッドの建築士』より引用
  • まだ、多分たぶんに少女のおもかげが残っていて、色の浅ぐろい細面ほそおもての、細いがしっかりした躰つきのむすめであった。 池波正太郎『夜明けの星』より引用
  • ミルヴァートンに直面しているのは、りのふかい端正たんせいな浅ぐろい婦人であった。 ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの帰還』より引用
  • 色の浅ぐろい男は、マーケット・ストリートの映画館主だった。 ハメット/宇野利泰訳『マルタの鷹』より引用
  • その男は四十前後の中肉中背で、顔色が浅ぐろい。 南原幹雄『付き馬屋おえん吉原御法度』より引用
  • 口数は少ないが、よくはたらいてくれて、化粧の気もない浅ぐろい顔が可愛かわいらしく、とさえ、小兵衛はおもっていたのだ。 池波正太郎『剣客商売 06 新妻』より引用
  • レヴァント人は浅ぐろい顔を肩越しにふり向けた。 ハメット/宇野利泰訳『マルタの鷹』より引用
  • 浅ぐろい江戸の女の肌とくらべては、まるで雪と墨の違いといってもよい京女の肌の白さ、その肌理きめのこまかさに、新八は驚嘆した。 池波正太郎『幕末新選組』より引用
  • 色の浅ぐろい、身体つきのがっしりした小女でした。 ミュッセ/山本泰三訳『ガミアニ夫人』より引用
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浅ぐろい の使われ方