流石に気

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  • 二人が貰った金で自分だけの物を買ったことを短気な父がどんなにおこることかと考えると流石さすがに気がしずんで来た。 志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』より引用
  • 総司が、従軍を断念したのを見ると、勇は流石さすがに気毒そうに云った。 国枝史郎『甲州鎮撫隊』より引用
  • 流石さすがに気になったので、探偵社に頼んで出来るだけの探索を試みたりしたが、鼠谷の消息は皆目かいもく知れなかった。 海野十三『火葬国風景』より引用
  • 彼処の男達の闘争の成行も流石さすがに気にはかかったけれど、彼女はだんだん其処から遠退いて行った。 岡本かの子『決闘場』より引用
  • 先代の喪中だからというのが表むきの理由だが、祝いものは一切せず、近所も流石に気をかねて、祝いにも行かなかった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 06 狐の嫁入り』より引用
  • が、何分にも此方こっちは長い刃物を振翳ふりかざしていたので、対手あいて流石さすが気怯きおくれがしたと見えて、抱えていた赤児を其処そこほうして、直驀地まっしぐらに逃げてしまった。 岡本綺堂『飛騨の怪談』より引用
  • 数枝は、流石に気まづくなつた。 太宰治『火の鳥』より引用