流石に少し

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  • 二日前の、教室の壇上に登っての別れの挨拶あいさつは、流石さすがに少し湿り気を帯びた。 入間人間『電波女と青春男 第01巻』より引用
  • 誰も居ないのは流石に少し無用心すぎるんじゃないか? 奈須きのこ『歌月十夜 56 怪盗淑女』より引用
  • 帰る頃には空が天に戻っていたが、しかし流石に少しばかり私も疲労していたのでそれを堪能する余裕は無かった。 西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』より引用
  • けれどもそれをあからさまに言う事は流石に少しはばかられた。 太宰治『新釈諸国噺』より引用
  • 流石さすがに少し狼狽の色を見せながら彼は答えた。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • が、流石さすがに少し女を憐れむ気持ちがイベットに離れて居る彼の孤独感にみもした。 岡本かの子『ドーヴィル物語』より引用
  • 然るに、其の師たるあなたはその才能と叡智とをもって、流石さすがに少しのつまずきもなく人生を進んで行かれました。 浜尾四郎『悪魔の弟子』より引用
  • 効果は絶大で会心の出来だったがゆえに、人生で二度と使えないとなると、流石さすがに少し寂しさを感じる。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第09巻』より引用
  • それからノオトを開けて見せると、豊田君の見たがつてゐる所は、丁度自分の居眠りをした所だつたので、流石さすがに少し恐縮した。 芥川竜之介『あの頃の自分の事』より引用
  • そうして、そのかずかずの大恩に報いる事は、おそらく死ぬまで、出来ないのではあるまいか、と思えば流石さすがに少し、つらいのである。 太宰治『帰去来』より引用
  • と流石に少し声を落した。 子母沢寛『父子鷹 上巻』より引用
  • 流石さすがに少し気の毒、というか心配になったが、女々さんはサクサクの手を休めて、チョイチョイ、と手招きを兼ねて指を内側に振ってくる。 入間人間『電波女と青春男 第05巻』より引用
  • 流石さすがに少し口ごもっていた。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 6 終焉の巻』より引用
  • これはさつきから根気よく、朱柄しゆえ麈尾しゆびをふりふり、裸の男にたからうとするあぶや蠅を追つてゐたが、流石さすがに少しくたびれたと見えて、今では、例の素焼すやきの瓶の側へ来て、七面鳥のやうな恰好をしながら、勿体もつたいらしくしやがんでゐる。 芥川竜之介『酒虫』より引用
  • 笠井さんは、流石さすがに少しびしく、雨さえぱらぱら降って来て、とっとと町を急ぐのだが、この下諏訪という町は、またなんという陰惨低劣のまちであろう。 太宰治『八十八夜』より引用