洩らす

全て 動詞
1,106 の用例 (0.01 秒)
  • ぼくは彼女にはお金のことはひと言も洩らさないように気を使っていた。 プレヴォ/鈴木豊訳『マノン・レスコオ』より引用
  • 何か面白い話はないかという先方の要求から世間話として洩らしたのだ。 松本清張『陸行水行 別冊黒い画集2』より引用
  • どんなに火光ひのひかりを洩らすまいとしても、絶対には防ぐことは出来なかった。 国枝史郎『神州纐纈城』より引用
  • だから、今渡ったばかりの通りから足音がするのを聞き洩らさなかった。 バローズ『火星シリーズ08 火星の透明人間』より引用
  • それからあの女は一度もそのことについて自分の感慨をらさなかった。 森本薫『女の一生』より引用
  • なお念のために云って置くが、かようなことは余人に洩らすではないぞ。 新田次郎『武田勝頼(一)』より引用
  • わけて昼には名和長年が来て心得がたい意を洩らしていたことでもある。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • そして藤木田氏も、おそらくその計画を誰にも洩らしはしなかったろう。 中井英夫『虚無への供物』より引用
  • むろん私が洩らしたわけじゃないんだが、商人なんてものは早耳ですな。 杉本苑子『絵島疑獄(下)』より引用
  • あなたは別に、洩らしていけないことをしゃべったわけではありません。 カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』より引用
  • なんと彼女たちはあまりに興奮して、おシッコを洩らしていたのである。 遠藤周作『ぐうたら人間学』より引用
  • 伊三次が思い出したように顔を見せてもチクリと皮肉を洩らすだけだった。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • しかし旅に出る前にそのようなことをらすべきではないと思った。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • 男たちが邦子の後ろ姿を見て笑いを洩らしたのを邦子は背中で意識した。 桐野夏生『OUT(上)』より引用
  • 反戦運動とは別に、政界有力者の間で戦争への不安を洩らす者はあった。 保阪正康『東條英機と天皇の時代(下) 日米開戦から東京裁判まで』より引用
  • 都合によれば、してもいゝといふやうな口吻を洩らすことさへあつた。 加能作次郎『世の中へ』より引用
  • 又、僕の肉体という自然が、水も洩らさぬ様に僕を取巻いているのです。 小林秀雄『考えるヒント 3』より引用
  • 故意に洩らさなくてもこの財産のことはいずれ必ずパラストの耳に入る。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第08巻 「風塵の群雄」』より引用
  • どんなに火の光を洩らすまいとしても、絶対には防ぐことは出来なかった。 国枝史郎『神州纐纈城』より引用
  • 必死なあまり考えごとをぶつぶつとらしているのにも気づかぬほどに。 鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 05』より引用
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