泥ぶかい

全て 形容詞
6 の用例 (0.00 秒)
  • と、鳥はまるで宙に身をささえようとするかのように、翼をばたばたさせながら、一瞬、ひとところに止まっていたかと思うと、たちまち、泥ぶかい土の上へどさっと落ちて来た。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • かれらは袴の股立ももだちを取って、この泥ぶかい岸に降り立って、疑問の帯をずるずると手繰たぐりあげたが、帯は別に不思議の働きをも見せないで、濡れた尾をひき摺りながら明るい春の日の下にさらされた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 間もなく、われわれは泥ぶかいクリークの口を通った。 コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(下)』より引用
  • ボーヴェから四キロばかり行くと、道が傾斜にはさまれてせばまっているところで、八人から十人ほどの男が、道が舗装されていないのを幸いに、道普請みちぶしんをしているふうを装って穴を掘って泥ぶかいみぞを作っていた。 アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(上)』より引用
  • 嘉興かこうの地方へ米を売りに行って、薄暗いときに黄泥溝こうでいこうを通ると、なにしろそこは泥ぶかいので、わたしは水牛を雇って、それに乗って行くことにしました。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • 林のそばへ乗りつけると、リョーヴィンは馬車をおり、もう雪が溶けて、苔むした泥ぶかい空地あきち一隅いちぐうへ、オブロンスキーを案内した。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用