況して

全て 副詞
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  • して少しでも後暗い事のあるものは縮み上って、恐れ入るのが当然である。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • してやその表現の根底が仮りの本心、仮りの性格であるに於てをやであります。 夢野久作『鼻の表現』より引用
  • してや淡路のはらんだとき、そもそもこれを認知あるよう進言したのも彼である。 五味康祐『いろ暦四十八手』より引用
  • してうちへ来た人だと、誰彼たれかれ見界みさかいはない、皆に喜んで飛付く。 二葉亭四迷『平凡』より引用
  • 況して之を封建的イデオロギーの哲学だと考えることは単なる当て推量に過ぎない。 戸坂潤『思想と風俗』より引用
  • が、それにもして、この日の兼はろうたけて初々ういういしい内儀ぶりだった。 五味康祐『いろ暦四十八手』より引用
  • 況して若子さんの喜び様ッてありませんでした。 広津柳浪『昇降場』より引用
  • 況して、福井ほどの親藩であつて見れば、江戸将軍に感謝の心を持つた者も、多かつたのである。 折口信夫『橘曙覧評伝』より引用
  • して、私自身が、生きている人間に対して執刀するような機会などは、勿論無かった。 佐左木俊郎『三稜鏡』より引用
  • 況して『資本論』の戯曲化などを指すものでもあり得ない。 戸坂潤『思想としての文学』より引用
  • 処が今の場合、このような次ぎ次ぎの必然的問題がもはや提出され得ず況して解き得ない。 戸坂潤『イデオロギーの論理学』より引用
  • して最早もう、とっくの昔に大阪に着いているはずの私が、あんな事をしたとお気付になるはずはない。 夢野久作『少女地獄』より引用
  • して一行ごとに譯して行くとなつたら、それを專業にする男の手でもさう容易たやすくは出來ません。 夏目漱石『『伝説の時代』序』より引用
  • してその年若な留学生が自己の美貌びぼうと才能とを飾るかのようにその話を始めた時には、彼は独りで激しい心の苦痛を感ぜずにはいられなかった。 島崎藤村『新生』より引用
  • してあの時中根ときなかねじうはなしてかへりみなかつたならば、じう水中すゐちうくなつたかもれない。 南部修太郎『一兵卒と銃』より引用
  • して夫の世話をしたり子供の面倒を見たり弟の出入に氣を配つたりする間にる家庭的な婦人の仕業しわざとしては全くの重荷に相違ありません。 夏目漱石『『伝説の時代』序』より引用
  • して窓の中を覗くのはこの上もない冒険で、白い光りの幕を背景にした私の影法師を、道沿いの電車の音に紛れて狙い撃ちにするのは訳ない事であった。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • して武弁は凶器を以て身を堅め、威厳を以て常習となす者なるをや。 松本清張『象徴の設計 新装版』より引用
  • して、何百何千の無恥無教育の女の生業を奪うような事をしたら、どれ位祟られるかわからない。 夢野久作『東京人の堕落時代』より引用
  • してや、お栄の方は、表向き嫡子ちゃくしの生母ということになっている。 藤水名子『浪漫’s 見参!桜子姫』より引用
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