没す

全て 動詞
111 の用例 (0.00 秒)
  • すなわち人間の自由精神は、絶対的に他の要素で没せられぬ要素である。 吉田満『戦中派の死生観』より引用
  • 二人の姿もついに闇の中に没したが、あの弾丸の中では生きておれまい。 高木俊朗『抗 命 インパールII』より引用
  • 一四九二年に没したというから、ダ・ヴィンチよりも先輩であったろう。 三上義夫『芸術と数学及び科学』より引用
  • 作者は明治四十一年長野県に生まれ、昭和五十一年六十七歳で没した。 大岡信『名句歌ごよみ[冬・新年]』より引用
  • すでに太陽は没しかけており、東の空には気の早い月が低くかかっていた。 田中啓文『私立伝奇学園高等学校民俗学研究会その3 天岩屋戸の研究』より引用
  • 没年は確実な記録はないが永正3年に87歳で没したとするものが多い。
  • まだ陽は没しておらず、燃えるような赤が森を血の色に染めあげていた。 田中啓文『私立伝奇学園高等学校民俗学研究会その1 蓬來洞の研究』より引用
  • 日はいつか没したが、敵の寄せて来る模様がまるでないことであった。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
  • 太陽が没してしまったとき、二人は丘を下りて野の道を街の方へ帰って来た。 島田清次郎『地上』より引用
  • 三たび太陽はその威をたくましくし始めたけれど、幸いにして西に没したり。 ニューコム・シモン『暗黒星』より引用
  • 泣いたようなしかめ面をしていた関野の小猿に似た顔が海面下に没した。 豊田穣『海兵四号生徒』より引用
  • 十倍もある敵の大軍のなかへ、彼のすがたも彼の声もたちまち没し去った。 吉川英治『新書太閤記(五)』より引用
  • 秋桜子は明治二十五年東京に生まれ、昭和五十六年八十八歳で没した。 大岡信『名句歌ごよみ〔夏〕』より引用
  • いかにもそれは、押し流されて没した若い魂の無念さを思わせたからだ。 三浦綾子『塩狩峠 道ありき』より引用
  • そして彼女は、六人の男がやみの中にとけこむように没してしまうのを見た。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 太陽は右手の山の向うに没したらしく、山の色が刻々に変って行った。 斎藤茂吉『リギ山上の一夜』より引用
  • 暗い海底と、人麻呂自身が深く没していく姿とを同時にかけていたのだ。 藤村由加『人麻呂の暗号』より引用
  • シンハリーは水にはいり、海の中を数歩走って行ってから、姿を没した。 チャペック/樹下節訳『山椒魚戦争』より引用
  • 山の彼方に陽が没しきるまで、泉二は西の方角を見つめたままであった。 中村弦『天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語』より引用
  • それもまた、しまいには満ちたりた怠惰の中に没してしまうことだろう。 ウェルズ/新庄哲夫訳『タイム・マシン』より引用
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没す の使われ方

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