沈む

全て 動詞
3,129 の用例 (0.01 秒)
  • それからまた考えに沈んだ姿勢に返って、もうじっとして動かなかった。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 奥さんはそれよりもっと底の方に沈んだ心を大事にしているらしく見えた。 夏目漱石『こころ』より引用
  • あの嵐の中で、宝順丸が沈まなかったのは確かに不思議なことであった。 三浦綾子『海嶺(下)』より引用
  • それでも父の前をはずして私と差し向いになった時は、むしろ沈んでいた。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 患者は何か物思ひに沈んでゐるといふやうな調子で、小声で言ひ出した。 森林太郎『笑』より引用
  • 彼はほとんど悒鬱ゆううつといってもいいような不愉快な気持ちに沈んで行った。 有島武郎『親子』より引用
  • 崖の中はすでに影に包まれだしていたが、上はまだ夕陽が沈む前だった。 井上真『鋼の錬金術師3 白い花の舞う谷』より引用
  • 彼は今まで沈んでいた気分が次第に軽くなって来ることを意識した。 芥川竜之介『戯作三昧』より引用
  • 半ば笑いながら火傷の話をしていたみんなの様子が急に沈んで行った。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 紙の燃える火を顔に受けながら、へんに沈んだ眼付を彼女は私に注いだ。 豊島与志雄『紫の壜』より引用
  • 彼の重たい沈んだ顔に何か動くものがあるのは、喰物を見たときだけだ。 田畑修一郎『石ころ路』より引用
  • みんな唄の疲が出たせいか深い思に沈んだようにして首をかしげて居る。 長塚節『太十と其犬』より引用
  • その晩、彼女は自分の室に一人きりとなったとき、じっと夢想に沈んだ。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 第一、太陽が東から上って西に沈むぐらいは魏使だって知っていますよ。 松本清張『陸行水行 別冊黒い画集2』より引用
  • それは光の弱い火できわめて静かにじーっと沈んだようになっていた。 牧野富太郎『火の玉を見たこと』より引用
  • アンジョーラはちょっと考えに沈んでるようだったが、それから言った。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 平常ふだんしずんでいるのも、ものをいわないのもよくわかるようながする。 小川未明『笑わない娘』より引用
  • 二人で行けばどんな深い海に沈んだ者でも、直ぐに見つけるに違いない。 夢野久作『白髪小僧』より引用
  • あなたはあの日輪にちりんが、ふか谷間たにましずんでいたときのことをおりですか。 小川未明『紅すずめ』より引用
  • わしの他には誰一人、船の沈むところを見た早目の者はいなかったぜ。 コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(上)』より引用
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