決然

全て 名詞 副詞
1,059 の用例 (0.01 秒)
  • 私はもはやこれまでと、決然となって、看護婦主任を呼ぶ気にもなった。 鷹野つぎ『草藪』より引用
  • そしてそれから、最後の別れを告げた後のように、決然と目をそむけた。 コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(上)』より引用
  • 彼の態度は決然たるもの、事実は非常に重大で、もみ消しは困難だった。 ディケンズ/北川悌二訳『オリヴァ・トゥイスト(上)』より引用
  • こうなると、彼は決然として室を出て行くより、仕方がないのである。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • しかし、警部が夫の胸に決然と指を押し当てているのは彼女には見えなかった。 コンラッド/井内雄四郎訳『密偵』より引用
  • その間じゅうずっと、彼女はきびしい目を、決然たる顔つきをしていた。 シムノン/長島良三訳『メグレと宝石泥棒』より引用
  • そうして決然として多くの人々と知りあいになる仕事にとりかかった。 アンダスン/山屋三郎訳『ワインズバーグ・オハイオ』より引用
  • あくる日の午後、それまで思案していた現八は、決然としていい出した。 山田風太郎『八犬傳(下)』より引用
  • と、丹波と主水が押し殺したような声でいうと、左内も決然とうなずいた。 山田風太郎『叛旗兵』より引用
  • そう言って決然として身を粉にして、私たちのために働いてくれたのである。 上村松園『母への追慕』より引用
  • 小さくそんな風につぶやいてみて、不安に打ち勝つべく顔を決然と上げた。 竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第02巻』より引用
  • かれは決然と踵を返し、女の声を無視してもときた道を引き返しはじめた。 ムーア『暗黒界の妖精―ノースウェスト・スミス』より引用
  • が、次に目を上げたときには、また決然とした表情を浮かべていた。 宮部みゆき『模倣犯 下』より引用
  • それには答えず、服部半蔵は思案していたが、やがて決然と顔をあげた。 山田風太郎『忍者六道銭』より引用
  • カーク自身の耳にも、自分の声が決然として落ち着いているように聞こえた。 ジェイムズ・ブリッシュ『12 上陸休暇中止!』より引用
  • 私の神経は暗い行手に向かって張り切り、今や決然とした意志を感じる。 梶井基次郎『冬の蠅』より引用
  • いわば人生の偶然を決然として待ちこがれていることが必要である。 スタンダール/白井浩司訳『恋愛論』より引用
  • 照子は、やつれた顔に決然とした表情を浮かべて一歩、一歩と進んでいく。 板東眞砂子『死国』より引用
  • そして再び開かれた彼女の瞳には、決然とした光が宿ってていた。 バークレー『愛のサマーヴィル1 夢見た騎士』より引用
  • そして意志の力が決然として勝を制しつつあることが感じられる。 ロラン・ロマン『ベートーヴェンの生涯』より引用
  • 次へ »