汲む
全て
動詞
1,758 の用例
(0.01 秒)
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一時間前に、うちのやつが水を汲んだときにはなんでもなかったんです。
新田次郎『昭和新山』より引用
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駅の近くから水を汲んで、集落に運んでいる女や子供たちの姿が見える。
かなり大きいオアシスで、集落は駅の近くにも、かなり離れたところにもある。
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井上靖『私の西域紀行(上)』より引用
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本シリーズの流れを汲むでぼの巣製作所製作のシリーズも本項目で扱う。
妖怪退治を生業とする退魔師と妖怪との戦いを舞台としたアダルトゲームである。
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そして彼らは都の手前で、ちょうど水を汲んでいる乙女に出会ったところ、その娘はライストリュゴネスのアンティパテスのたくましい娘でもって、きよらかに流れるアルタキエの泉へ降りたところだったのです。
つまりこの泉からみな都へと水を汲んでゆくならわしになっていたのです。
そこで彼らは乙女のそばへ立ち寄って声をかけ、この土地の人々の王者として、国民を統治しているのは、何という方かと問い質したものです。
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ホメロス/呉茂一訳『オデュッセイア(上)』より引用
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ある船乗りが水を求めて陸に上がった。
美しい女が井戸で水を汲んでいたので、水をわけてもらって船に戻った。
船頭にこのことを話すと、船頭は言った。
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その話の間じゅうエスコットはときどき頷きながらジッと聞いていた。
そしてそのあとではっきり汲みとれなかった点をいくつか問いただした。
こうして問答が続いているうちに、日ははやくも西に沈んだので、石油ランプがともされたが、その時ソロのポケットに入っていた無線機がカチカチ鳴りだしたので、ソロは老人にことわって応答した。
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ナポレオン・ソロ・シリーズ『14 犯罪王レインボー』より引用
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また、その流れを汲む合理主義的・機能主義的な芸術を指すこともある。
学校として存在し得たのは、ナチスにより1933年に閉校されるまでのわずか14年間であるが、その活動は現代美術に大きな影響を与えた。
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あなたは今ここへ水を汲みに来ていた、十五六の娘が御好きでしょう。
芥川竜之介『素戔嗚尊』より引用
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すでに鎮火しているが、燠火は不吉な赤に燻っていた。
川の水を汲んでは掛けていたため、みな水からあがったように濡れていた。
巡査もいるが、ごった返していてどこに知った顔があるかわからない。
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岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』より引用
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その訳は、こうした人達は、先駆者を吸収してしまうからである。
しかし何時の世になっても皆が改めて汲みに来るだろうと思う泉が一つある。
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永六輔『役者その世界』より引用
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それらの壁画は教会の壁面に描かれており、240人の人物像によって89の場面が展開されている。
作者は不明であるが、タルノヴォ派の流れを汲む人物と考えられている。
拝廊にある18場面は聖ニコラオスの生涯を描いている。
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知っているから逃げたいのだが、そんなことを汲んでくれる相手ではない。
富永浩史『スフィア ―哀しみの青想圏―』より引用
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本シリーズの流れを汲むメタルサーガシリーズも部分的に本項目で扱う。
プレイヤーは、戦車を駆って凶悪な賞金首を退治する稼業「ハンター」として冒険する。
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がっくりきた感じが声に出ている。
その五十四人の中に、村田の意を汲んで、偽証している男はいないのか。
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津村秀介『大阪経由17時10分の死者』より引用
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朝谷兄弟が二十人ほどの兵を連れて館の中に忍び入った。
館は十ほどあったが、その中で一番大きな館の中で酒が汲み交されていた。
朝谷兄弟は、その館に火を放つと同時に、門を開けて、新田軍を城砦の中に導いた。
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新田次郎『新田義貞(上)』より引用
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中世イスラム世界では直径20メートル級の水汲み水車がいくつか使われていた。
ハマーの水汲み水車はその現存する例であり、今も実際に使われている。
その水車には水を入れる箇所が120個あり、最大で1分間に95リットルの水を汲み上げることができる。
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それを考えただけでも咽がグウグウ鳴る。
しかしこの疲れた足で金性水を汲みに行くのは容易な事ではない。
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押川春浪『本州横断 癇癪徒歩旅行』より引用
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水の駅は福岡県大野城市の柏葉食健株式会社が展開する水汲み場である。
柏葉食健株式会社が運営する水汲み場で、現在福岡市近郊に35店舗を運営している。
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この水を当社にて飲むことができる。
特に大寒に汲まれた水は「寒の水」といわれ、貴重なものとされている。
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わしにはやつらが何者かわからんのだ。
士の流れを汲む者なら、少なくとも武芸のいくらかは身につけていよう。
百造一味の頭が何者かはわからんが、その頭のために、一命で奉公しようとしている。
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峰隆一郎『人斬り弥介』より引用