水カケ論
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名詞
18 の例文
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いうかも知れないどころか、きっというだろう。その場合、でないといってみたところで、それは水かけ論に過ぎない。それを我慢し得るか、というのである。
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でも、どうするんだ?嘘だろうと指摘しても、ただの水掛け論になるだけじゃないのか?
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私の眼から見れば、広告業なんかは相当に詭弁的産業であり、何パーセントかはお客を〝だます〟意志があると思うけれども、関係者はこういう見方に断固反対するだろう。議論してみても結局は水かけ論に終わるのが落ちである。
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うしろ暗いことなんかないといってみたところで、しょせん水かけ論だからである。
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そこでデパートへかえって調べたところが、その品なら、たしかにヴェールの婦人が持っていったというんです。こうなると、もう水掛け論ですが、私はどっちも疑うことができない。うちの売り子がうそをいうはずはないし、さりとて向こうさまだってそんな人柄じゃない。
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しかし証拠は一切ない。ここでその推測を喚きたてたところで、水掛け論になるだけだ。それを理解しているのだろう、ニコは無言のまま、握った両拳を激しく震わせた。
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ところで、このスイカは、中央アジアを原産地とするが、これが、中央アジアのペルシャあたりから中国へ渡ったさいに、「西瓜」の唐音「さいか」が変化した語といわれ、このことばが、果実とともに日本に渡来した。この語源説は、はっきりしたもので、水かけ論にはなっていない。
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これはいずれも真とはいえない。なぜなら、これは原理的に水かけ論にならざるをえない論理構成になっているからだ。
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言った言わないの水掛け論になるだけだもの。
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A・B間の会話の秘密録音には以下のものがある。企業の対応ではクレームの対応等において水掛け論を避けるために裁判の証拠になるよう秘密録音をする場合がある。
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もし我等の趣味が「拍子本位の美」に共鳴しないならば、そは全然單調にして風情なき無價値のものと考へられる。かくの如き論議は、畢竟趣味の相違を爭ふ水かけ論にすぎないだらう。ただ上述のことは、自由詩の特色が一方から見て長所であると同時に、一方から見て短所であるといふ事實を示したにすぎぬ。
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宇佐見彰甚の口からその理由なり、せめてヒントぐらいは聞き出せるのでは、と期待していたのだが、甘い考えにすぎなかったようである。水掛け論で時間を浪費しないために、こちらも手の内を明かすしかなさそうだ。
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つまりさういふことが、全体として、政治に文化性を与へよといふ声だつたと思ふ。政治に文化性がないと云ふと、それでは文学には政治性があるかといふやうな、水かけ論がいつまでも続くやうでは駄目なのであります。近衛さんは、やはりあの人は政治に文化的なものを注ぎ込むだらうといふ期待が相当大きな魅力になつてゐたやうです。
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不毛な水かけ論になるから、これは信用してもらうしかない。ただ、その気になれば、録音テープだって、でっち上げられないことはない。
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そんな水掛け論をしていてもびしょぬれになるだけだ。ともあれ、あらためて死について、いや、死と生について考えてみたい。
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大雑把に言うと、ソウル・オリジン派とネオ・ピグマリオンを含むその他に分かれて、やり合っている。直美の目から見ても、それは水掛け論に近い気がした。大体、みんな同業なのだから、相手に対する中傷は、そのまま自分にも当てはまってしまいかねないのである。
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綸太郎は完全に疑いを捨てたわけではなかったが、これ以上たずねても、水掛け論になるばかりである。