氣稟
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名詞
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水彩で、同じやうな風景を幾度繰返しても猶且つ絶えず新鮮であるのは、その爲であらう。作者のデリケエトな感覺と氣稟が淡々たる水彩の筆觸の間に響き渡つてゐる。そして蝶の羽のやうに顫えてゐる。
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何分にも長い間に少し宛書いたものである故、詩の情想やスタイルの上に種々の變移があつて、一册の詩集に統一すべく、所所氣分の貫流を缺いた怨みがある。けれども全體として言へば、矢張書銘の『青猫』といふ感じが、一卷のライト・モチーヴとして著者の個性的氣稟を高調して居るやに思ふ。
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