氣欝

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  • 兎に角、剃刀かみそりを持つ稼業には向かなかつたので、母親のもとに歸されましたが、亂暴をするんでも、間違つたことを言ふでもなく、暗いところに引込んで、何時までも何時までも默つて、考へ込んでゐると言つた、世にいふ氣欝きうつかうじた症状だつたのです。
  • しかも、若い一番末のたつたひとり殘つた息子に急に嫁をさがしだしたのも、どうやら忰もまた氣欝症になつたと見て、早く嫁でももたせたらば跡に血筋を殘していつてくれるかもしれないといふ、八十歳の老爺が狼狽だした目算だつたのだ。 ...