気恥しい

全て 形容詞
39 の用例 (0.01 秒)
  • 自分で言うのは少し気恥しいところもあるのだけれども、私も頑張がんばった。 田中康夫『昔みたい』より引用
  • 私はこの忠実な山人の心も知らないもののように思われて気恥しくなった。 木暮理太郎『黒部川奥の山旅』より引用
  • 私も仰山な驚き方をしてしまつたのが、気恥しかつたので、さう云つた。 牧野信一『環魚洞風景』より引用
  • と言う女の真剣な顔をみていると、かれはなんとなく気恥しい思いがしてならなかった。 吉村昭『熊撃ち』より引用
  • 感情を爆発させたことを気恥しく思っているようだった。 ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』より引用
  • どうして気恥しい思いもなしにひとの機嫌を取ることが出来よう。 島崎藤村『新生』より引用
  • 彼はちょっと躊躇ちゅうちょして、それから少し気恥しげに声を低めて尋ねた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • そしてそれからずっと後までも、私はそういう若い女の姿で自分の母を考えることは何か気恥しくって出来ずにいた。 堀辰雄『幼年時代』より引用
  • そうでなくても私は、他人の信仰について訊ねるのは、気恥しい気持がするのだ。 森禮子『モッキングバードのいる町』より引用
  • 私は、ほんとうのことを続けて答へるのが気恥しかつたのだが、道がなかつた。 牧野信一『素書』より引用
  • さう云ふと同時に彼は、気恥しくなつて、海の方へ眼を反らした。 牧野信一『スプリングコート』より引用
  • 噂をきいてまわっているはしたない男に思われたのではないか、という気恥しさを感じた。 吉村昭『法師蝉』より引用
  • 思い返せば紅顔に浮かんだ笑いは、どこか気恥しげでもあり実に少年らしかった。 松浦理英子『優しい去勢のために』より引用
  • 強いて君のことを想えば、何となく心がてれて、気恥しい思いがする。 豊島与志雄『情意の干満』より引用
  • 譲吉は、子供に涙を見られるのを可なり気恥しく思ったが、涙は何うしても止まらなかった。 菊池寛『大島が出来る話』より引用
  • と同性の笑みを浮かべた徳子の顔が、何年ぶりかで気恥しいという感情を思い出させた。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • いま、ぼくはあれに対して、全然気恥しい気持、見るのもいやな気持に駆られています。 太宰治『虚構の春』より引用
  • それではじめて新調の洋服を着ているという気恥しさから免れた。 織田作之助『青春の逆説』より引用
  • 井崎がそうしたのは、宿の人に対する気恥しさだけのためでもなく、咄嗟とつさのことであわてたわけでもなかった。 山口瞳『人殺し(上)』より引用
  • しかし、いつも後になって、いささか気恥しい思いがした。 ロレンス/飯島淳秀訳『チャタレイ夫人の恋人』より引用
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