気忙しい

全て 形容詞
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  • それから長く休刊だった雑誌が運転しだすと急に気忙きぜわしさが加わった。 原民喜『火の唇』より引用
  • 彼女は病室の静寂の向こう側に、病院の持つ独特の気忙きぜわしさを見つけた。 中井拓志『アリス Alice in the right hemisphere』より引用
  • 掻き終えて、話を再開するのかなと思いきや、また気忙しく掻き始めた。 万城目学『鹿男あをによし』より引用
  • それから長く休刊だつた雑誌が運転しだすと急に気忙しさが加はつた。 原民喜『火の唇』より引用
  • 気忙きぜわしく煙草をふかし、こめかみのあたりをむようにして話している。 岡島二人『そして扉が閉ざされた』より引用
  • わたし、気忙きぜわしさにへとへとに疲れきって、立っているのもやっとですのよ。 ドストエフスキー/北垣信行訳『貧しき人びと』より引用
  • お庄は気忙しいなかで、叔父に断わって看護婦と一緒に向うの写真屋へ行った。 徳田秋声『足迹』より引用
  • 窓ぎわまで延びた街路樹の葉が、夏の風を受けて気忙きぜわしく揺れている。 渡辺淳一『ひとひらの雪(上)』より引用
  • 生徒会長の瞑も、学校葬の準備などで気忙きぜわしい思いをしているのかもしれない。 三雲岳斗『少女ノイズ (光文社単行本)』より引用
  • が、その歩き方は、巡礼のそれのように早くて気忙きぜわしそうだった。 チェーホフ/中村白葉訳『チェーホフ短編集「燈火」』より引用
  • 彼は腫れぼったい細い眼を主人にむけながら、無言で何か気忙しい手ぶりをする。 田久保英夫『深い河』より引用
  • 中には好都合の連絡場所とばかり、気忙きぜわしく動き廻る政治家や経営者も見かけられた。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • だのに、もう半年も前から、こんな気忙きぜはしい状態がつゞいてゐるやうに思はれた。 田畑修一郎『医師高間房一氏』より引用
  • 今も彼は十五、六人の、暇そうな見物に取り巻かれ、気忙きぜわしそうに喋舌っていた。 国枝史郎『十二神貝十郎手柄話』より引用
  • けれども私は、薄闇のなかに誰が何を云つてくれてゐるのやら、気忙しくてわからないのであつた。 原民喜『小さな村』より引用
  • それはそうであろうけれど、かなり気忙きぜわしい結婚である。 田辺聖子『イブのおくれ毛 Ⅰ』より引用
  • 四人は気忙しい思いのまま車に乗った。 横光利一『旅愁』より引用
  • とはいえ、気忙しい現代人の足を引き止めるには、日光それ自体の改革も必要だろう。 内田康夫『日光殺人事件』より引用
  • 彼の息はいよいよ気忙きぜわしいものになった。 松本清張『かげろう絵図(下)』より引用
  • 南は、ハンカチを気忙しく動かし、細い眼をしきりにしばたたかせた。 姉小路祐『殺意の法廷』より引用
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