気強い

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  • このもはや避けることのできない試練に、気強く耐えねばならない、と感じはじめていた。 シャーロット・ブロンテ/大井浩二訳『ジェイン・エア(上)』より引用
  • 林のままでも開墾しても、一町歩あるというのは気強いことだ。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • だいいち、相手がこちらを避けたということが、彼女に一種の気強さをあたえた。 ウォルポール/平井呈一訳『オトラント城綺譚』より引用
  • 嬢次母子の気強さにも、志免警視の勇敢さにも俺は到底かないっこないのだ。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • 次郎は、校長が壇に立った瞬間から、何かしら、気強い感じがした。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • などと弱気になったり、急に気強くなったりしていた。 藤原正彦『若き数学者のアメリカ』より引用
  • 彼が表面の気強さに似合はず狼狽してゐる苦しい表情が、お幾にはよく解つてゐるのだつた。 小寺菊子『河原の対面』より引用
  • 一人でも仲間がふえたので気強くなったのだ。 横溝正史『蝶々殺人事件』より引用
  • 於勝のように目に立つ気強さはなく、口数も少ないから、だれもそのことにははっきり気がついていなかったのだが。 有吉佐和子『華岡青洲の妻』より引用
  • 松太郎は心に喜んだ、何がなしに気強くなつて来た。 石川啄木『赤痢』より引用
  • 私には、たとえどれほどの気強さを持っても打ち克つことの出来ない愛に苦しめられている母親をその上まだ鞭打つなどという事は出来ません。 伊藤野枝『成長が生んだ私の恋愛破綻』より引用
  • 明らかに気強い女性で、強い自制心をもっているのが、なおのこと心打たれる思いがした。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・齊藤重信『シャーロック・ホームズ全集(上)』より引用
  • もしも自分が強い方の人であったならば、どのくらい気強く、肩身も広かろう。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 二人の女は猶しきりにそのおかみさんの気強い良人おっとに対する乱暴な言葉などを取り上げて噂してゐた。 伊藤野枝『監獄挿話 面会人控所』より引用
  • むしろ、隣人の男手が来てくれたことで気強くなっていた。 松本清張『高台の家』より引用
  • とつぜん気強くなった指で彼はマンホールの縁をさぐり、重い蓋の下に指をこじいれた。 エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』より引用
  • もしかすると、気強く頑なになったのは、遠野を愛しはじめてからかもしれない。 渡辺淳一『メトレス 愛人』より引用
  • 気弱な者は、気強い者に負けるのはいつの世でも道理である。 水上勉『木綿恋い記(上)』より引用
  • こんなことになっても、彼女は気強くふるまっていた。 クリスティ/各務三郎訳『ミス・マープルのご意見は? 3』より引用
  • 死の爪が彼の心臓に食い入っていることを感じてはいたが、気強い顔でジャンはそう昂然としてベルトに言った。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第三輯)』より引用
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