気むずかしい

全て 形容詞
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  • 大変に気の弱いところがあるかと思うとひどく気むずかしい所もある。 石川達三『武 漢 作 戦』より引用
  • 父はいつもそのピアノを背にして、気むずかしい面持で机に向っていた。 武田泰淳『快楽』より引用
  • しかしそう気むずかしいことばかりも言っていられなくなったのです。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 泉二の気むずかしさがわかってはいても、なんとなく丈明は寂しかった。 中村弦『天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語』より引用
  • あたしのような境遇きょうぐうになると、どうも気むずかしくなっていけないのよ。 イプセン/矢崎源九郎訳『人形の家』より引用
  • それまで気むずかしそうだった祖母も裸足はだしの私を見て初めて笑顔を見せた。 藤原正彦『若き数学者のアメリカ』より引用
  • こうして狂人めいた行動をあえてする気むずかしい作曲家になってゆく。 永六輔『役者その世界』より引用
  • たしかに気むずかしそうな人物だ、と広田は入ってきた二人を見て思った。 小野不由美『悪夢の棲む家 (上) 挿絵あり』より引用
  • ことしも、いなくてならない数人の気むずかしやの老人が顔を見せた。 ヘッセ/高橋健二訳『車輪の下』より引用
  • しかしそれからじりじりした気むずかしい退屈のときがやって来ました。 エミリー・ブロンテ/大和資雄訳『嵐が丘』より引用
  • 母も少し気むずかしいのだからどうかやわらかにあしらってもらいたい。 池田弥三郎『手紙のたのしみ』より引用
  • あんたたち、気むずかしい人たちだと思っていたのに、そうじゃないのね。 山口瞳『酔いどれ紀行』より引用
  • それで彼は気むずかしく黙りこくってしまうことで逃げるほかはなかった。 コンラッド/田中西二郎訳『青春・台風』より引用
  • しばらくして奥から、小柄こがら禿頭はげあたまの、気むずかしそうな老人が出てきた。 時雨沢恵一『キノの旅 第02巻』より引用
  • 老人の気むずかしくなるのも、こうした一面から見て無理のないことであった。 海野十三『仲々死なぬ彼奴』より引用
  • そう答えそうな気むずかしい友達をえらんで電話しているのだった。 佐野洋子『神も仏もありませぬ』より引用
  • 母親はわたしを、いつもブツブツいっている気むずかし屋にしてしまった。 ルソー/桑原武夫訳『告白(下)』より引用
  • 額にしわをよせて、気むずかしい暗い顔をしてるのは、もうたくさんだ! ゴーゴリ/工藤精一郎訳『死せる魂』より引用
  • 一般の園芸植物にくらべて、水や光の条件等、気むずかしいものも多い。
  • 彼女の顔は、憤まんに堪えぬような、気むずかしげな表情をとりました。 チェーホフ/中村白葉訳『チェーホフ短編集「無名氏の話」』より引用
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