気づよい

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  • 自分は憎しみによって一層根気づよくなり腰をおとさず揉み合っている。 宮本百合子『刻々』より引用
  • そういうものは本当に一朝一夕に解決されないもので、実に歴史の根気づよさがいると思われます。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 門人の教育と他の著作のあいだの、根気づよい仕事である。 高田宏『言葉の海へ』より引用
  • 日本の民主化は非常にジグザグなコースをとって根気づよく、人民の力によって行われなければならない内外の事情におかれている。 宮本百合子『文学と生活』より引用
  • 「全く、面倒をかけた方もかけた方だが、みた方も根気づよくみたものです」と本部長は述懐して次のように結んでいる。 天藤真『大誘拐』より引用
  • これだけの規模の台風が、この進路をとるまで、何か月だろうと根気づよく待つつもりだったのだろう。 松岡圭祐『千里眼 ファントム・クォーター』より引用
  • しかし前にもいったように、彼はかわいそうなケティーのこの根気づよさに注意を払わなかった。 アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(中)』より引用
  • 私たちは、こういう困難の意味を、はっきり理解して、根気づよく押してゆかなければならないと思います。 宮本百合子『一九四六年の文壇』より引用
  • しかも、根気づよく列をつくっている数百人の旅客たちは、トラックが何故こんなにおくれているのか、一つの理由も知ることが出来ずにいるのであった。 宮本百合子『播州平野』より引用
  • 冬がせっせと夜を貯えて、根気づよい手で、それを平等に、平均にくばる。 ウルフ/中村佐喜子訳『燈台へ』より引用
  • これらは、至極丁寧な根気づよい態度でされるのであった。 宮本百合子『待呆け議会風景』より引用
  • わが日本には、世界にじまんをしていいほどのりっぱな方向探知器があるのは、気づよいことです。 海野十三『怪塔王』より引用
  • 私は、何故、これら二人の根気づよい婦人作家が、少なからぬ内容のある作品をそのように小さく区切って書いて行ったのであろうかと、そこへ注意をひかれたのであった。 宮本百合子『二つの場合』より引用
  • しかしこの館の最後の居住者であったダグラス氏が、もちまえの根気づよさから、とうとうこれを直して、橋をあげられるようにしたばかりか、じっさい毎夕これを巻きあげて、朝になるとおろしていたのである。 ドイル/延原謙訳『恐怖の谷』より引用
  • 文学においても、美術においても、小市民的な先端から、ほんとうに歴史を押し進めてゆく社会的階層の前衛としての本質に移ってゆくことは、芸術以前の生活において容易なことでないのと同じように、芸術の上では、おそろしく根気づよい過程が要求されているのだと思いました。 宮本百合子『第一回日本アンデパンダン展批評』より引用
  • 現代は大小の文学的才能が、自身の才能の自意識であらぬ方にそれぬためには、よそめに分らぬ程野暮な、根気づよい逆流への抵抗が必要なのである。 宮本百合子『数言の補足』より引用
  • なにのいんがに、このやうな、気づよいをとこが、まま、わしや、いとし。 太宰治『盲人独笑』より引用
  • 百万人の失業者があり、権力に抵抗して根気づよくたたかっている人々の集団のある日本へ、伸子は全くの新参として帰ろうと決心した。 宮本百合子『道標』より引用
  • そして、じつをいえば、たいてい廊下を吹きぬけていた東風のためにはげしくされた食欲が、その根気づよい運動の唯一の貴重な結果であった。 ホーソン/刈田元司訳『スカーレット・レター(緋文字)』より引用
  • 合田は重役たちが議論しあうのを静かに眺め、疲労がはびこるのを根気づよく待った。 開高健『パニック・裸の王様』より引用

気づよい の使われ方