気づかわしい

全て 形容詞
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  • 洗礼者は、ひげに包まれた顔に、気づかわしそうな表情を浮かべていた。 ムアコック『この人を見よ』より引用
  • タルボが気づかわしげに主人に尋ねたものだが、髭の将軍は首を振った。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第03巻 「白亜宮の陰影」』より引用
  • せむしの老人は気づかわしげに、足音をころして部屋へやを出入りしていた。 クイーン/田村隆一訳『Yの悲劇』より引用
  • 王の脈をとりながら、コワチエは次第に気づかわしげな顔をしていった。 ユゴー/辻昶・松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(下)』より引用
  • そのたびに彼女の顔は暗く気づかわしげになり、それから明るい笑みになる。 クロウリー『エンジン・サマー』より引用
  • 少年の口からその日の予定を聞いた女史は、気づかわしそうに言った。 薄田泣菫『艸木虫魚』より引用
  • 気のせいでしょうか、顔になんとなく気づかわしげな色が浮かんでおりました。 桐生祐狩『夏の滴』より引用
  • 年をとった男の声が、深い疲れをふくんで、気づかわしげにたずねました。 大嶽洋子『黒森物語』より引用
  • 病人の待ちかねた眼付を見ると、氏はよけい気づかわしげになりました。 バーネット・フランシス・ホジソン・エリザ『小公女』より引用
  • 道が薄暗い渓合に入って来ると、女は気づかわしそうに言葉をかけた。 薄田泣菫『艸木虫魚』より引用
  • 報告してから、木村は気づかわしげな目で松伯を見ながらつけ加えた。 藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(上)』より引用
  • その人は気づかわしげに僕の顔を見、それから全身に視線をわせた。 桐生祐狩『夏の滴』より引用
  • と、はずしにかかった森江を、紀子は気づかわしげな目でちらっと見た。 赤江瀑『アニマルの謝肉祭』より引用
  • 「気分はどうですか」頭上の通話機から、気づかわしげな声がどなった。 ドイル/斎藤伯好訳『マラコット海淵』より引用
  • その眼にはあわれみを乞う色もなければ、気づかわしさに堪えぬけはいもない。 芥川竜之介『おしの』より引用
  • ハグリッドの顔から怒りが消え、急に気づかわしげな表情になった。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 01 ハリー・ポッターと賢者の石』より引用
  • そんなときだけ、ふいと自分の傍らに気づかわしそうにしているお前を感じる。 堀辰雄『風立ちぬ』より引用
  • 彼女の汚れた顔に気づかわしげな表情が浮かんでいた。 エディングス『マロリオン物語10 宿命の戦い』より引用
  • そしてあんまり言いぎたのではないかと心配になり気づかわしげに小さい声で言った。 オルコット/吉田勝江訳『若草物語 1上』より引用
  • 博士は気づかわしげな色を顔に浮かべていたが、声には深く落ち着いた響きがあった。 荻原規子『西の善き魔女外伝1 金の糸紡げば』より引用