氏は元来

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  • 土屋氏は元来武田氏の家臣で、武田氏の滅亡後家康に仕え、数直の代に大名になった。
  • 上杉氏は元来は藤原北家ふじわらきたけ勧修寺かんじゆじ家の分かれである。 海音寺潮五郎『天と地と(五)』より引用
  • 高氏は元来、自己を大胆者とは、信じきれていない。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 香西氏は元来讃岐国の武士であるが、元直の頃には京都へ詰めるようになり、讃岐の領地は元直の弟が継承している。
  • 私が嘱託になったのは二巻ぐらいの純粋な芸術映画をつくるという約束で、専務のU氏は元来同盟の理事でジャーナリストだが、映画界に関係した以上、何か純粋な芸術品を残したいという夢をいだいていたようだ。 坂口安吾『日映の思い出』より引用
  • ムービー氏の発見の話をするとおもしろいのだが、長くなるから、かんたんにいうが、ムービー氏は元来素人しろうと天文学者であり、いつも星の光を研究していたが、ちょうど今から六年前、地球から十万光年の遠方にある名もしれない星を発見した。 海野十三『大宇宙遠征隊』より引用
  • 名和氏は元来伯耆の出であるが、建武の新政の際、恩賞として肥後国八代の荘の地頭職を賜る。
  • 宗氏は元来、朝鮮との貿易に経済を依存していたため対応に苦慮し、家臣の柚谷康広を日本国王使に仕立て、要求の内容を改変して、新国王となった秀吉の日本統一を祝賀する通信使の派遣を李氏朝鮮側に要請したが、朝鮮側は、秀吉が日本国王の地位を簒奪したものとみなし、要請を拒絶した。
  • カーナン氏は元来プロテスタントの出だった。 ジョイス/飯島淳秀訳『ダブリン人』より引用
  • 二宮兄弟では、兄の素香氏は元来病身であったが、これも帰郷して宇和島の高等女学校長の勤務中に、藪鶯氏よりも先きへ亡った。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • 松下氏は元来は近江国の守護である近江源氏六角氏の一族で、近江八幡市の円山城の城主、西條氏の庶流である。
  • 多田源氏を出自とする能勢氏は元来、三河吉田城主牧野氏の寄騎の武将であった。
  • 楠氏は元来橘氏の出である。 菊池寛『四条畷の戦』より引用
  • この間、4月には、小寺政職が小寺氏と別所氏は元来ともに赤松氏の流れを汲む同族であると称して美嚢郡・飾東郡・印南郡などの一族を呼集して御着城に立てこもった。
  • 月氏は元来タリム盆地に拠点を置いた遊牧民であり強勢を誇ったが、匈奴が冒頓単于の下で強大化すると、それに押されて移動を開始したトハラ人や大月氏は、フラーテス2世の治世にはパルティアに隣接するバクトリア地方にまで侵入しており、これにともなって周辺の遊牧民諸部族も大きく動揺していた。
  • 酒井氏は元来、三河国碧海郡酒井村あるいは同国幡豆郡坂井郷の在地領主であったと考えられている。
  • 承久の変後、吉舎、三良坂付近のいわゆる三谿みたに十二郷を領することになった和智わち氏は元来、武蔵むさしの国・広沢に在った広沢氏の一族が幕府の命令で土着し、おこしたもので、幕府がいかにこの地の政治に関与し、情報の流出を封じようとしたかが分かります。 内田康夫『後鳥羽伝説殺人事件』より引用
  • 北畠氏は元来、京都に発し村上源氏中院家の流れを汲む公家であり、北畠顕家の代で鎮守府将軍となり、奥州経営に乗り出していた。
  • 上泉氏は元来は信州下諏訪の社家金刺かなざし氏の分れである。 海音寺潮五郎『史談と史論(上)』より引用
  • ヘルマン氏は元来マドロスか何かで、貧乏なのんだくれであつたが、兄が大金満家で、これが死に、遺産がころがりこんで一躍大金持になつたのださうで、そこでこゝに大邸宅をつくり、五階の上に塔をたて、この塔の中に探照燈を据ゑつけ、自分の汽車が西の宮駅へつくと、山の中腹の塔の上から探照燈をてらす。 坂口安吾『二十七歳』より引用