毛ぶかい

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  • 彼は毛ぶかい手で、不器用そうに何かのプレパラアトをつくっていた。 堀辰雄『燃ゆる頬』より引用
  • 毛ぶかい木像蟹が腹の裏がわをチラと覗かせたような白い歯だった。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • と、例の締まりの悪い襟元から毛ぶかい猪首を伸ばして云うのだった。 吉川英治『濞かみ浪人』より引用
  • 彼は毛ぶかい手で、不器用さうに何かのプレパラアトをつくつてゐた。 堀辰雄『燃ゆる頬』より引用
  • だが毛ぶかい胸をしているからには緑色人ではない。 バローズ『火星シリーズ04 火星の幻兵団』より引用
  • 入って来た男は、人間以前の人間の毛ぶかい痕跡を手の甲や耳の穴にまだ持っている四十がらみの侍だった。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 五十がらみの元気で丈夫じようぶそうな男で、頭は白くなっているが、毛ぶかいまゆはくろぐろとしていた。 ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの最後の挨拶』より引用
  • 生年三十四歳、父信玄に似て毛ぶかく、眉は長く、くちは大きい。 吉川英治『新書太閤記(六)』より引用
  • けれどもこうして落ちついてよく考えてみれば、あの毛ぶかいまゆや黒いるような眼光の裏には、もし怒らせたら非常に恐ろしいことをもあえてしかねぬ熱を蔵していることが思われぬでもない。 ドイル/延原謙訳『ドイル傑作集 クルンバの悲劇』より引用
  • それほどその子は毛ぶかく、長いかっ色の毛でおおわれていたので、目と口しかみえなかったのです。 セギュール夫人/江口清訳『リラの森』より引用
  • 毛ぶかい眉の下に、敏感そうな緑色の眼がある。 モーム/田中西二郎訳『幸福』より引用
  • 赤くもえる血に餓えた目が、小さくなって目ばかり光らしている毛ぶかい生き物を見た。 栗本薫『グイン・サーガ 005 辺境の王者』より引用
  • その孔にはじめピストルの銃身が、ついで毛ぶかいむっちりした手があらわれた。 宇宙英雄ローダン・シリーズ『03 ミュータント部隊』より引用
  • カーソリスは見えない敵の毛ぶかい胸をつきとばし、太い猪首ししくび喉輪のどわに攻めて必死に抵抗した。 バローズ『火星シリーズ04 火星の幻兵団』より引用
  • 白猿は頭に短く剛毛を生やしているほかはまったく無毛の動物であって、その点、毛ぶかい胸をしているのが不審ふしんだったのだが、月あかりでその姿を見て、謎はすぐに氷解ひょうかいした。 バローズ『火星シリーズ04 火星の幻兵団』より引用
  • スニの小さい毛ぶかいからだに手をまわしていると、何となく心がやすまるのを覚える。 栗本薫『グイン・サーガ 002 荒野の戦士』より引用
  • 顔ににあわぬ毛ぶかい男で、へそから下腹部へかけて、くまのような巻き毛が密生している。 横溝正史『人形佐七捕物帳 09』より引用
  • イシュトヴァーンが呆気にとられて見おくるうちに、崖の、ゴーラ兵のたむろしているのとは反対の方向へ、小さな毛ぶかい姿ははねていってそのまま見えなくなってしまった。 栗本薫『グイン・サーガ 002 荒野の戦士』より引用
  • おぼろげな感じでも、ばかに毛ぶかいし、鼻が長すぎて、横顔にはたてに、白いすじが走っているのがわかりました。 ルイス/瀬田貞二訳『(ナルニア国物語2) カスピアン王子のつのぶえ』より引用
  • 彼は上着を脱ぎ、毛ぶかい赤い首筋を水栓すいせんの下へ突き出して、両手で首と頭を洗っていた。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
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