毒々しい

全て 形容詞
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  • 見ると私が書いた昨日の夕刊記事の全部に、毒々しい赤線が引いてある。 夢野久作『空を飛ぶパラソル』より引用
  • そのぼんやりした光の中には気味の悪い毒々しい物の影が射してゐた。 田中貢太郎『蟇の血』より引用
  • 彼の禿げ上がった額に、半ば開いた唇の跡が毒々しく緋色に燃えていた。 ガードナー/池央耿訳『緋の接吻』より引用
  • 見栄えがしなければしない程、二人の芸は毒々しいものになっていった。 泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽 (亜愛一郎シリーズ1)』より引用
  • 黒と黄の毒々しい縞模様しまもようは、多分この辺りに多いギフチョウなのだろう。 半村良『わがふるさとは黄泉の国』より引用
  • 胸に抱えたハイビスカスが、夏の日を浴びて毒々しいほど鮮やかだった。 吉田修一『パーク・ライフ』より引用
  • 季節がうつりかわっても、私の中の毒々しい気分は薄くはならなかった。 佐野洋子『私の猫たち許してほしい』より引用
  • 忠実な四、五の友人は、そのもっとも毒々しいのを注意して送ってくれた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 義直は黒い毒々しい物の手が自分の頭の上におつかぶさつてゐるやうに思つた。 田中貢太郎『黒い蝶』より引用
  • ただ、目の前に広がる毒々しい光景を、見たくもないのにながめている。 新田一実『死者の饗宴 霊感探偵倶楽部』より引用
  • そうして足の指のつめを毒々しいまっかな色に染めているのであった。 寺田寅彦『自由画稿』より引用
  • 毒々しいほど真っ赤な南国の果物に口をつけながら、博士は静かに言う。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第15巻』より引用
  • 毒々しい黄色の煙とともに、串刺くしざしにされたアバターが爆発、消滅した。 川原礫『アクセル・ワールド 02 -紅の暴風姫-』より引用
  • 毒々しい紫色をしているが、この時点ではどくタイプは持っていない。
  • 飾ってある人形の衣裳を見ても毒々しくてちっとも美の感じがしない。 板倉勝宣『五色温泉スキー日記』より引用
  • お関の顔には明かに昨日の話を不愉快に思って居るらしい毒々しい表情が有った。 宮本百合子『お久美さんと其の周囲』より引用
  • 特にその赤色は、いつ見ても気持の悪いぐらい毒々しく鮮かであった。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • 詩を書くということは、恋愛を毒々しくデコレーションする作業じゃない。 大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン チョコ編』より引用
  • わたしの目と合ったとき、その悪党面は毒々しい笑いにぱっと輝いた。 バローズ『火星シリーズ03 火星の大元帥カーター』より引用
  • もっと粘りっ気のある、毒々しいところのある人間なのであります。 三田村鳶魚『話に聞いた近藤勇』より引用
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