段々に

全て 副詞
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  • 大きいものはもう昼から夕方になると、段々にかげをかくしてしまった。 長谷川時雨『旧聞日本橋』より引用
  • 私も段々にこうして贅肉のそがれた精神の力を身につけて行くのでしょう。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 僕の返事がアイマイなものですから段々に興味をそそられたらしいのです。 三好十郎『肌の匂い』より引用
  • 力というものは、毎日毎日の努力鍛錬によって段々に発達するものである。 末弘厳太郎『新たに法学部に入学された諸君へ』より引用
  • 段々に一人で何でもできるようになってくると、彼はもう口をはさまなくなった。 小川洋子『薬指の標本』より引用
  • 段々に大きく、向うでも私の姿を認めたのでしょう、笑いながら手を振っています。 橘外男『墓が呼んでいる』より引用
  • 段々にそれが判って、それでもついて来てくれる奴だけがぼくには必要だったんだ。 中井英夫『とらんぷ譚』より引用
  • それから年月としつきが経つにつれ段々に薫さんという人が僕には明瞭はっきりして来た。 志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』より引用
  • 段々にせりあがった田からは水が流れ落ち、畑は泥をかぶっていた。 松本清張『波の塔(上)』より引用
  • しかし段々に自分が特別に匂いに對して敏感なのだという事がわかつて來ました。 三好十郎『肌の匂い』より引用
  • それでいよいよ飛び込んでみてからさ、段々につらさが身にみたのは。 福永武彦『風土』より引用
  • そして段々に労働者を資本家仲間に入れて行く。 臼井吉見『大正文学史』より引用
  • それに、今度の制度の訓練が段々に上手になつて来ましたら。 有島武郎『私有農場から共産農団へ』より引用
  • 見たところで、薄くなって段々に下へ灯影ひかげが濃くなって次第ににぎやかになっています。 泉鏡花『春昼』より引用
  • 段々に田舎者いなかものになってしまいましたわ。 福永武彦『風土』より引用
  • しかし見る度、それは段々に彼らにとって、今その手から離れてかかわり薄いものにしか感じられなくなった。 石原慎太郎『生還』より引用
  • 段々によくなる筈のが段々に悪くなることがある。 福永武彦『第二随筆集 遠くのこだま』より引用
  • しかし車の途中で段々に気が重くなって、とても川上さんは僕の名前なんか覚えてはいないだろうと考え出した。 福永武彦『第三随筆集 枕頭の書』より引用
  • 下流馬当鎮や彭沢や湖口の方から追われたものが段々に江をさかのぼって九江にはいって来るのである。 石川達三『武 漢 作 戦』より引用
  • 最初新しい内はよくよく気を付けて強い火の処へ置かないようにして段々に使い込まないと琺瑯の剥げるうれいがあります。 村井弦斎『食道楽』より引用
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