段々

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  • その度に作者の前書に書いてゐることの意味が段々強くなるのを知つた。 梶井基次郎『『新潮』十月新人号小説評』より引用
  • 段々行くと皿程の大さの白いものが其霧の中に浮んで居るやうに見えた。 長塚節『しらくちの花』より引用
  • それから段々を下りて来て二十間の敷石を往ったり来たり御百度おひゃくどを踏む。 夏目漱石『夢十夜』より引用
  • 私の神経は相手から照り返して来る反射のないために段々静まりました。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 漢青年は「死」という問題に、段々と恐怖を覚えずには居られなかった。 海野十三『西湖の屍人』より引用
  • そのうち私の頭は段々この静かさにき乱されるようになって来ました。 夏目漱石『こころ』より引用
  • そしてあたりの商店でも何でも段々と自然によくなって行くからね。 加能作次郎『早稲田神楽坂』より引用
  • たゞこの辺から暗いことも段々暗くなり、その上に暑くなつて来ました。 宮原晃一郎『漁師の冒険』より引用
  • ところが、此ウ列から主部に続いて来ると言ふ意識が段々変化して来る。 折口信夫『熟語構成法から観察した語根論の断簡』より引用
  • 私はこのようにして段々、嫌いになっていったのを桂子は忘れているのだ。 田中英光『野狐』より引用
  • 老僧の圓い顏が一つその中に見えて通ひ船は段々向ふに遠ざかつてゆく。 近松秋江『湖光島影』より引用
  • もう、その頃は、祖母の話も、段々種が尽きかけて来た頃でありました。 菊池寛『ある恋の話』より引用
  • 沖からかなりな奴が頭を持ち上げて、脅かすように段々と近まって来る。 田畑修一郎『栄螺』より引用
  • 段々と環を狭めて行って、更に考えの一つの核が発見されるようになった。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • こういう風にして、からめ手から、段々と攻めて行こうという腹なんだ。 古川緑波『富士屋ホテル』より引用
  • 此斎川水が段々と変化して、終には湯にまでなつた、と見るべきである。 折口信夫『大嘗祭の本義』より引用
  • 私の足が段々しげくなった時のある日、先生は突然私に向かって聞いた。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 遠いのは段々小さくなつて、その先は船壁の曲る所で見えなくなつてゐる。 森林太郎『樺太脱獄記』より引用
  • 段々と西へ流れて東京から遠くなってゆくことが、なんとなく不安であった。 海野十三『暗号数字』より引用
  • それに気付いた人は、そこで却って段々興味を覚え始めたかも知れない。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
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