残る

全て 動詞
23,740 の用例 (0.01 秒)
  • 僕の記憶に残っているのは僕が最後にひきつけた九歳の時のことである。 芥川竜之介『追憶』より引用
  • おれのからだのどこを捜して見ても何ほどの物も残っているはずがない。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
  • 春の花の盛りは短くても印象は深く残るものであるというべきであろう。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 闇の女その一切の物の中から残った物を、しっかり持っておいでなさい。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • そこでは不動堂のほかにかれは残る何物をも発見することが出来なかつた。 田山花袋『ある僧の奇蹟』より引用
  • しかしながら制限制度に対しては常に一つの反対論が残らざるを得ない。 吉田秀夫『人口論』より引用
  • わしはこの島にただ一人残って船の姿すがたが見えなくなる瞬間が恐ろしい。 倉田百三『俊寛』より引用
  • 波の音もなかなかよくれていて、いつまでも耳に残るような気がした。 寺田寅彦『映画雑感(Ⅳ)』より引用
  • その絵はその後誰に貸したものか貸し忘れて残っていないのは残念です。 上村松園『昔のことなど』より引用
  • 少数の者だけはあとへ残るであろうが、そうしたことも心細く思われた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • あとにはまた力のない、どこかかすかに汗ばんだ沈黙ばかり残っている。 芥川竜之介『十円札』より引用
  • 残る下歯六枚については、余り多くの思い出を作りたくないものである。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • 後に残った八割五分を買つた馬の馬券数に割つて払戻と云ふことになる。 桂小南『競馬興行と競馬狂の話』より引用
  • 弟の明のことが私の記憶に残るようになったのも、この頃からである。 外村繁『澪標』より引用
  • 残っている十四人はみな逮捕されて重い処刑が行われたのはいうまでもない。 岡本綺堂『女侠伝』より引用
  • この日の深行は、陸上の練習に残ることもなくいっしょに帰ってきていた。 荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』より引用
  • 帝大のは偶然館外に貸出してあった一冊が震火を免かれて今残っている。 内田魯庵『八犬伝談余』より引用
  • 新しい発見がないままに午後の時間は過ぎていき、残るのは五人となった。 津村秀介『瀬戸内を渡る死者』より引用
  • 夏の緑という緑は木の葉、草の葉一枚残らず姿を消しているではないか? 永井隆『長崎の鐘』より引用
  • かくて最後に残った者は自然を前にしてよく生きたいという一事であった。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
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