残す

全て 動詞
8,248 の用例 (0.01 秒)
  • 行ってみれば実際何か机の上に残してあるかもしれないという気がする。 鈴木三重吉『千鳥』より引用
  • 子供ながらも二人の兄弟の動きは、そのあとにいろいろなものを残した。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • これを記録きろくに残さないのは人類に対する背任行為だとすら思えてくるな。 沖田雅『先輩とぼく 02』より引用
  • その言葉を妻に残して置いて、彼は客よりも先に自分の家の表門を出た。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • この時分になって、ひとり残された机竜之助のことが問題になりました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • たぶん小説家たちの物と一しよに馬込の家に残して来たものと思はれる。 片山広子『過去となつたアイルランド文学』より引用
  • しかし、法律の執行者たちは、もう一つだけ残された武器を持っていた。 E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ1) 銀河パトロール隊』より引用
  • 私は皆まで聞かずに、呆気あっけにとられた医師を残して飛び出してしまった。 小酒井不木『犬神』より引用
  • 少年は命名日を祝ひ楽しむことも出来ず学校に一人残されたといふ訳だ。 北条民雄『独語』より引用
  • 夕方になるまでに二艘を残して、それでも全部帰ってくることが出来た。 小林多喜二『蟹工船』より引用
  • ただ情熱のうちに一つにならねばならぬという念慮のみが残されている。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
  • それだからまたわざわざ絵や文字に書いて残すに及ばなかったのである。 柳田国男『年中行事覚書』より引用
  • しかし息子はなを云ひ残した事を大声に母親に通じさせようとして云ふ。 伊藤野枝『監獄挿話 面会人控所』より引用
  • 父吉左衛門が彼に残して行った青山家の古帳にも、そのことは出ている。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • その話なかばに、少女は何か用事ができて、学生を残したまま出ていった。 海野十三『恐怖の口笛』より引用
  • 幻である音、連続する夢である音楽は、 その跡に残された影のようだ。 高橋悠治『音楽の反方法論序説』より引用
  • 併し、その静かな死の予想は、此の小さい心に何の不安も残さなかつた。 久米正雄『父の死』より引用
  • かかる物事に対する生活活動は単に習性という形でのみ私達に残される。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • そうすれば人の動作にとって本質的な契機のみが残されてくることになる。 和辻哲郎『文楽座の人形芝居』より引用
  • 或る人は前人が残し置いた材料を利用して、愛の表現を試みようとする。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 次へ »