殆ど一

158 の用例 (0.01 秒)
  • もう殆ど一時間近くたっていて、それでもまだ彼女は降りて来なかった。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 上巻』より引用
  • 旗本も四千石となると立派なもので、殆ど一種の大名のようなものです。 岡本綺堂『三浦老人昔話』より引用
  • 八時に行けば第一回の分に入るが、殆ど一時間待つことになります。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 言葉というより、殆ど一種の精神感応で会話をしているようなものだ。 今邑彩『双頭の蛇(「蛇神」シリーズ第3巻)』より引用
  • 今年の夏はむやみと暑かったが、私は自宅から殆ど一歩も出ずに過した。 福永武彦『第四随筆集 夢のように』より引用
  • 僕はほとんど一字一句まで暗記している可奈の手紙の文面を由希子に話した。 大崎善生『パイロットフィッシュ』より引用
  • 特に仲のよい友達がいる様子もなく、殆ど一人で歩いていた。 上西晴治『十勝平野(下)』より引用
  • 彼女は見すぼらしい屋根裏の部屋を殆ど一度も離れなかつた。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • 小松屋に宿をとって山に通う人も殆ど一年中絶えることはなかった。 宮本百合子『小村淡彩』より引用
  • 暑い日影の照ったことなどは殆ど一度もないと言って好い位であった。 田山花袋『トコヨゴヨミ』より引用
  • その日以来、松之助は殆ど一日おきくらいに「かわせみ」へやって来た。 平岩弓枝『御宿かわせみ 21 犬張子の謎』より引用
  • それからひざの上に組み合せている指に、殆ど一本一本指環ゆびわが光っているのに気が着いた。 森鴎外『青年』より引用
  • そして指の節々には、殆ど一本も残らず、大きなあかぎれが深い口をあけて居た。 加能作次郎『世の中へ』より引用
  • 二人は、もう殆ど一カ月ばかり風呂に入っていなかった。 黒島伝治『「紋」』より引用
  • 殆ど一年ぶりに私は、期待という人間にとっての果実を味わうことが出来たのです。 石原慎太郎『生還』より引用
  • 從つて古來人物評をする學者の中に、殆ど一人も諸葛亮を非難した者がない。 桑原隲蔵『支那史上の偉人(孔子と孔明)』より引用
  • 現在はアシスタントを雇わずに殆ど一人で漫画を描いている。
  • マリーナ・イワーノヴナは、殆ど一口も物を云わないでかけていた。 宮本百合子『街』より引用
  • 既に行状を読んだものは、墓表中より殆ど一の新事実をも発見することが出来ぬのである。 森鴎外『伊沢蘭軒』より引用
  • 日本の人民が殆ど一戸一戸から一人二人の人柱を出した日本の民主化の途がちょっとたりとも貴重でないとはいえません。 宮本百合子『今度の選挙と婦人』より引用
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殆ど一 の使われ方