殆ど

全て 名詞 副詞
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  • 一巻は既に出来上りましたし、二巻を印刷して殆ど出来上っております。 高楠順次郎『東洋文化史における仏教の地位』より引用
  • 旗本も四千石となると立派なもので、殆ど一種の大名のようなものです。 岡本綺堂『三浦老人昔話』より引用
  • ウォーナック氏もこの夫婦に対しては殆ど何にもいっていませんでした。 岡本綺堂『米国の松王劇』より引用
  • 昨夜とどいた百合さんの手紙は私のこの想像を殆ど決定的のものにした。 神西清『恢復期』より引用
  • この点では殆ど先生としては人工を尽したと言つても善いかも知れない。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • そうして二十歳以上だろうと思われるような妓は殆ど見あたらないのだ。 国枝史郎『赤げっと 支那あちこち』より引用
  • けれどもしこの様な星が現われたなら、殆ど気が付かずにいる所だろう。 ニューコム・シモン『暗黒星』より引用
  • 近頃お桐の顔を見たことがなく、又言葉をかはしたことも殆どなかつた。 加能作次郎『厄年』より引用
  • 鼻が低いのですから彼等が見ると殆ど鼻がないやうに見えるでせう。 桑原隲蔵『元時代の蒙古人』より引用
  • 発行所は殆ど二階に取り巻かれて包囲攻撃を受けてゐるやうなものである。 高浜虚子『発行所の庭木』より引用
  • 昔ならばやり以上と以下とでは、殆ど交際が出来ぬほど階級が違つて居た。 田山花袋『朝』より引用
  • 客は殆ど西洋人ばかりで、知り合いの人には誰れにも逢いませんでした。 大倉燁子『鉄の処女』より引用
  • 日光ひのめえぬ穴の底では、今が昼か夜か、それすらも殆ど見当が付かぬ。 岡本綺堂『飛騨の怪談』より引用
  • 長年つきあった友人の耳ですら、耳なんか、殆ど記憶しておらぬものだ。 坂口安吾『切捨御免』より引用
  • ほとんどその時の店の中心であつた彼は単純に身を退くわけには行かなかつた。 岡本かの子『老主の一時期』より引用
  • 今日一日のお葉は、自分ながら何がうしたのか殆ど判断が付かなかった。 岡本綺堂『飛騨の怪談』より引用
  • いやその六年の間生きのびて来たということだけでも、殆ど奇蹟である。 織田作之助『道』より引用
  • 二つ違いの兄弟とは言っても泉太と繁とはほとんど同じたけの着物で間に合った。 島崎藤村『新生』より引用
  • 演劇に於ける脚本の位置といふ問題は、今日まで殆ど異論がありません。 岸田国士『演劇一般講話』より引用
  • そして作者に名がない如く、その作品の存在すらも殆ど知られておりません。 坂口安吾『飛騨の顔』より引用
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