歯痒い

全て 形容詞
94 の用例 (0.01 秒)
  • 男はなぜそうしてくれないのかと、女は歯痒はがゆがっているのかもしれない。 渡辺淳一『ひとひらの雪(上)』より引用
  • ほか人間にんげんはなしてゐると、人間にんげんかははなす様で歯痒はがゆくつてならなかつた。 夏目漱石『それから』より引用
  • 外の人間と話していると、人間の皮と話す様で歯痒はがゆくってならなかった。 夏目漱石『それから』より引用
  • ウイッテは、あまりの歯痒はがゆさに唇を強く噛み過ぎて血を流してしまった。 大石英司『B-1爆撃機を追え』より引用
  • 女に挑むだけの力も失った男の姿は、あわれで歯痒はがゆくて、いら立たしい。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • そうとわかっていながら強い態度に出られなかった自分が歯痒はがゆい。 阿刀田高『異形の地図』より引用
  • 何故もっと日本人は日本の芸術を内省して見ないかと歯痒はがゆくなるな。 北原白秋『フレップ・トリップ』より引用
  • 白川は桑野がこんなことを問題にして居るのをむしろ歯痒いことにも思つた。 平出修『瘢痕』より引用
  • しかし昔ながらに、母が何も感ぜず、何も抵抗しないことが歯痒はがゆかった。 三島由紀夫『金閣寺』より引用
  • 近藤はその実力が天下に認められぬことが、歯痒はがゆくてならなかったのだろう。 浅田次郎『壬生義士伝 上』より引用
  • 無責任な部外者の目から見れば、やや歯痒い気がしないでもなかった。 足立倫行『アダルトな人びと』より引用
  • 優等生は他人を気遣わずにいられないが、同時に歯痒いほどに慎重なのだ。 佐藤賢一『王妃の離婚』より引用
  • さいが見て歯痒はがゆがる前に、私自身が何層倍歯痒い思いを重ねて来たか知れない位です。 夏目漱石『こころ』より引用
  • さいが見て歯痒はがゆがる前に、私自身が何層倍歯痒い思いを重ねて来たか知れない位です。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 養子でないことははっきりしているが、信子が横で見ていても歯痒はがゆいくらいだった。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • 傍できいていて自分は、この父親の態度が歯痒く、腹立たしいようになった。 宮本百合子『刻々』より引用
  • 知っているのに思い出せないと言わんがばかりの、この歯痒はがゆさは。 川原礫『アクセル・ワールド 07 -災禍の鎧-』より引用
  • さいが見て歯痒はがゆがる前に、私自身が何層倍なんぞうばい歯痒い思いを重ねて来たか知れないくらいです。 夏目漱石『こころ』より引用
  • さいが見て歯痒はがゆがる前に、私自身が何層倍なんぞうばい歯痒い思いを重ねて来たか知れないくらいです。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 怒鳴って萎縮するような玉ではないのだから、歯痒さはなおのことである。 佐藤賢一『王妃の離婚』より引用
  • 次へ »