歩くたび

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  • 歩くたびに水がちゃぷんと鳴り小さな黒い点が足跡のようにあとに残る。 荒俣宏『帝都物語2』より引用
  • 彼のポケットの中で、いくらかの小銭が歩くたびに小さな音を立てていた。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第16巻 誓いのキスを夜明けまでに』より引用
  • そうでなくても、歩くたびに床がざらざらするのは我慢がまんできなかった。 野尻抱介『クレギオン 5 タリファの子守歌』より引用
  • 道具らしい道具も全くなくて、歩くたびに畳がめり込みそうなほどだ。 横溝正史『殺人暦』より引用
  • 馬の足の付け根の骨がすっかり浮き出て、歩くたびに動いていたのもね。 吉村昭『法師蝉』より引用
  • 一歩歩くたびに、土の中から誰かに足首をつかまれるような錯覚に陥った。 秋元康『着信アリ』より引用
  • 男の右足はひどく曲がっており、歩くたびにその身体が無気味に揺れた。 エディングス『ベルガリアード物語5 勝負の終り』より引用
  • 歩くたびに爪と爪とが触れおうて可憐なカチカチいう音を立てていた。 室生犀星『性に眼覚める頃』より引用
  • そいつが歩くたびに、ぐしゃぐしゃと変な音が雨の音に混じって聞こえた。 伊藤たかみ『ミカ!』より引用
  • 歩くたびに印画紙のように私自身が白い影になって後へ残る。 吉田知子『無明長夜』より引用
  • まわりを人が歩くたびに床板同士が歯ぎしりする耳障りな音をたてた。 乙一『ZOO』より引用
  • 娘はいつも着物を長目にきるので、歩くたびに、かすかな衣ずれがする。 津村信夫『月夜のあとさき』より引用
  • 人の足跡もついていないようなその路は歩くたび少しずつ滑った。 梶井基次郎『路上』より引用
  • 悠子の赤いコートはえりが立っていて、歩くたびに白い裏地がのぞいていた。 半村良『魔女街』より引用
  • 地面と同一の高さにある階下の床は歩くたびに釘のとれた床板が跳ね返る。 原民喜『飢ゑ』より引用
  • 二人が歩くたびに靴の裏で新雪がきゅっきゅっとかすかな音を立てる。 新井満『尋ね人の時間』より引用
  • 店と同じように母屋の建物も古く、歩くたびに板の反った廊下がきしむ。 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~』より引用
  • 私はその地下道を歩くたびに、現実というものの透視図を見るような気がした。 五木寛之『風に吹かれて』より引用
  • Cリングは装着者が歩くたびに、性感帯を刺激するようになっている。
  • 五枚重ねて着ている衣服は、歩くたびに脈打つように水を噴き出した。 ニーヴン&パーネル『悪魔のハンマー〔下〕』より引用
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歩くたび の使われ方